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2013-01-05

アクセスログも見ないでWebマスターとかネットショップ店長とかSEO担当者などと自称してはいけないのだ。(ハム太郎の声で)

twitter@日本でNHK_PRに匹敵する人物と噂のハム太郎、皆さんご存知でした?


子供さんのいる家庭でもなければ存在さえ知られていないキャラクターかもしれませんが、このキャラクターに多大なる影響を受けたであろう我が家族・生身のハムスターさんたちは今年も元気です。


もとい


前職時代に寄せていただいたEC業界人のクローズド勉強会に可能な限り参加させていただいているのですが、年末12月のテーマにSEOが含まれておりまして議論百出、プレゼンテーターの思惑そっちのけで時間切れになってしまい悶々としておりました。

※クローズド=非公開なので差し障りのないところしかつぶやいておりません⇒twilog


そして、続編の開催があれば問題提起したいことを本稿のタイトルにしたわけですが、カグアさんが紹介されていた本書を読んだことのある方はそこそこ共感していただけるのではないかと思いますけどいかがでしょう?


ECサイト「4モデル式」戦略マーケティング [新版]Google Analytics経営戦略 (WEB PROFESSIONAL)
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アスキー・メディアワークス  2012-09-14
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目次
PART1 ネットショップの経営と戦略
PART2 ECサイト4モデル式マーケティング
PART3 アクセス解析によるサイト改善
PART4 ECサイト4モデル式アクセス解析
PART5 ミッションが戦略を決める
PART6 Googleアナリティクスの設定

そうなのだ。(ハム太郎の声で)

目次を見てわかる通り、EC・ネットショップに限らずともネット集客に携わる人たちが押さえておかなければならない基本中の基本が書いてあるのだ。(ハム太郎の声で)

マニュアル本と言って切り捨てるのはたやすいのでしょうけど、営業だろうがデザイナーだろうがエンジニアだろうが、こういったベーシックなナレッジとスキルを持った集団でネットマーケティングに取り組めたら、強いサイトが作れるはずなのだ。(ハム太郎の声で)

2013-01-02

2013年のテーマを『行動喚起』にして #o2o にぶら下がっておく

2012年にリブートしたラッキーが2013年のテーマに設定したのは『行動喚起』



・4回目の年男となった2013年は余生がスタートする年

・まず自らの行動、そして周囲の行動から社会の行動へ

・行動の“壁”を払しょくするのが『O2O』の価値


といったあたりをサブテーマとしておきつつ、余生と言えどトライ&エラーが続くことには変わりないでしょうが、多少なりとも以前より仮説の精度が上がるとか成果創出のスピードが加速するとか、余生なりの進化が体感できるように歩を進めて参りたいと考える次第です。


本年もよろしくお願いいたします。

2012-10-13

#o2o なスマホ対応を考える上で再考したい “ドコモユーザーは可処分所得が高い” 伝説

9月は丸々1ヶ月、ブログを放置してしまいましたがクレームなど1件も来ないのでラッキー!

ごくごく一部の知人からは、「最近アイコン見かけないね☆」、「つぶやいてないね♪」などとご心配いただいてしまいましたが、ソーシャルメディア歴が10年に届こうとするオジサンに年一回程度訪れる「その気が起きない時期」なだけだと思うのでご安心ください。

心身ともに元気です♪

そんな私のお仕事は、リアルなサービス業特化型ポータルサイトの媒体営業なわけですが(知らない人多数)、ここ2ヶ月ほど、その媒体力と販売力強化という営業企画業務にどっぷり浸かっているところです。



リアルすなわちオフラインへ向けたオンラインからの送客効果が媒体のキモということで、半年前にはスマホを売る人たちへの中途半端な応援記事を載せてみたり、ポケベル>ピッチ>ガラケー>スマホという歴史を振り返るためにLINEをネタにいじってみたりしてきました。

その甲斐あってか(ない)、お陰様で数百あるサイトの中の一つでモバイル比率がジワジワ上がり始め、他のサイトと見比べてみたところあの都市伝説(?)が脳裏に浮かび上がってきたのです。

ドコモユーザーは、他のキャリアのユーザーに比べて可処分所得が高い?


この都市伝説、「通信料金が高い」というイメージからすれば伝説でも何でもないのでしょうけれども、もう一つ「購買意欲も高い」という願望が加わると伝説っぽくなるのかなぁと妄想していたネタです。

その材料とするにはまだまだチープなデータですが、競合さんの目も気にしつつ端折った数値だけ掲載してみますので、ご指摘・ご意見いただければ幸甚の限りです。

GAのユーザー>モバイル>サマリーにある「Yes we can!」(実はこれが言いたかっただけ)を、今年の6月からの4ヶ月間で見るとこのように推移しています。

【注意】違いをハッキリさせるために下限値が49%あたりになっています。

ものの見事に、各社の夏モデルが投入された8月からジワジワと上がってまいりました。

これをさらに深掘りするには、モバイルユーザーはどこからやってきてどこへ向かうのか?を見ればよいのですね。


で、問題のドコモ云々なわけですが

関係各所のサイトをチラ見してみたところまだ施策っぽいものが設置されているように見えないこともあり、ここから先は営業機密になりそうなので、心苦しいところではありますが気持ちよく割愛させていただきます。

ただ一つ、

ググって見つけた下記ブログの言及のように、単純に色分けしてしまうのは危険なんだなぁということを改めて感じている今日この頃でもありますので、考察材料などピックアップして失礼させていただきます。

ドコモがソフトバンクに退かれる日はくるのか?
確かにソフトバンクは可処分所得のあまり多くない若い年代層を多くお客に取り込んでおり、
一方、ドコモは可処分所得の多い資産の多い高齢層を多く取り込んでいます。
より多くの課金やサービス料金を払ってくれるので儲かるという点においては、
単純に足元だけのデータを比較するならドコモにも利点はあります
しかし、10年~20年先を見据えて考えればドコモの敗北は決定的です。
若い層がこのままソフトバンクに定着してドコモに流れなくなる可能性は非常に高いでそう
はてさて、この推測は吉と出るか凶と出るのか。。。

こちら、中身は直接関係ないのですがタイトルにグッときた、2007年の記事です。

SEOが「コンテンツ イズ キング」を崩壊させている :: SEO
残念ながら、現在の検索エンジンは、ページの内容が優れているかどうかという判断は出来ません。検索エンジンの判断基準は、「どこからどのようにリンクを得ているか」とか「どういったキーワードがどのように配置されているか」とか「ドメインの重要度」とか・・・。

そしてこちら、ドコモ冬モデル発表会のust中継で、アスキーの方がおっしゃっていた名言です。

デジタルの世界では、大きい&速いは常に正しい


03:50過ぎのご発言です。


Video streaming by Ustream

2012-08-04

#o2o 新興webサービスが課金モデルでマネタイズするには「営業組織」が必須なのだろうか?

O2O(Online to Offiline)、ついに“あの人”も言及するようになってしまいましたね。((((;゜Д゜)))

吉例によってバズワード化してしまい、「またアメリカ大好きなネット住民が新しいオモチャを見つけてきたの?」って結末になるのはとても困るのですが、多分今回は彼らによって浪費されるだけのバズワードにならないと思っています。


なぜなら、私が注目しているからです。




ではなく、

旅の窓口(1996年~)やぐるなび(1996年~)などが我が国のネット黎明期から存在し、2005年頃の3Gケータイ普及期には「これからはモバイル・マーケティング!」、「365日24時間接点を持ち続けるラスト30cmメディアだ!」などと声高に叫ばれていた“古くて新しいコトバ”であり、ここ1年程度のスマートフォンの普及によって改めて注目されているだけだという安心感があります。


ただ、主にアメリカから入ってくるweb2.0的な新興サービスにとっては、ガラケー先進国・日本の歴史が参入障壁になってしまう状況になっています。

例えば“あの人”も注目していた4sq。

【書評+α】「フォースクエア位置情報の威力」から応用するO2Oプロモーション施策 | The Startup
私自身、フォースクエアに対しては「チェックインした情報をシェアして何が面白いのだ」とUXの初期段階で離脱した懐疑的なユーザーの一人でした。(この初期段階で離脱してる日本人は少なくないと思うのですが)今更ではありますがこの本を読んでやった理解できました。O2Oにおける画期的なサービスなのですね。
フォースクエアは国内では「ゲーミフィケーション」の先駆的な事例として紹介されることがあり、「バッジ」や「メイヤー」など、フォースクエアの上辺の機能をなぞって自社サービスにくっつけようとするプロデューサーは少なくないかと思います。これらの機能はあくまで「店舗からのインセンティブや店舗とのエンゲージメント」 というオフラインまでいってこそ完結するストーリーとなります。オフラインでのユーザー体験が、これほどまでにフォースクエアが爆発した大きな要因であり、こうした設計を踏まえない上でバッジとかやっても効果は限定的でしょう。
私は懲りずにチェックインし続けているマイノリティですが、「なぜこんなにも店舗側のモチベーションが低いのか?」というモヤモヤがようやく晴れました。
営業クラウドソーシングとしてのエバンジェリストの存在
私の知る限りではフォースクエアほどエバンジェリストマーケティングの上手いスタートアップはないと思います。厳密にいうとフォースクエアは「アンバサダー」制度を設けています。
本書のP23に明記がありますが、ユーザーがフォースクエアのサイトから「アンバサダー」申請をし、承認されるとフォースクエアから公認アンバサダー名刺が来るそうです。このカードを使ってアンバサダーは自分が利用する店舗に「フォースクエアやろうよ!」とか「メイヤーの俺に特典を!」とかのコミュニケーションを取るわけです。フォースクエア社内に営業チームはないらしく、アンバサダーやエバンジェリストなどの熱狂的なファンがベニューを開拓してくれているとのこと。
そっか!
セールス・レップ(メーカーの販売代理店としてではなく需要家・消費者にとっての購買代理人)というビジネスが成立するアメリカならではの制度・モデルだったのだと。

営業担当を呼び付けてサービスや価格について説明させ、「提案力がない」などと難癖つけて暇潰しすることがスタンダードになっている日本の店舗事業者からすると、営業が説明しに来ないwebサービスなんて怪しくって利用できないってことになってしまうんでしょうね。

そりゃ、リクルート系や光通信系が強くなりますわw

と思ったらこんな記事

O2O成功のカギは現場を熟知することから オンとオフを行ったり来たり ROI恵島良太郎氏【湯川】 : TechWave
ではO2Oで成功しているところがあるかというと、だれもがすぐに思い浮かぶような成功例はまだない。そんな中、確実に成功を収めているのが株式会社ROIの各サービスだ。何が成功の秘訣なのか。それを解明するのには、各サービスを詳しく説明するより、同社代表取締役の恵島良太郎氏の経歴を見たほうがいい。同氏は自分自身の仕事の領域をインターネット関連と限定することなく、オフラインのオンラインを行ったり来たりすることでオン・オフの両方のビジネスで成功している。

ということで、バブル期に外食・レジャー産業の周辺で青春を謳歌した経験を活かして営業頑張ります。

2012-07-10

マーケターとは製品・サービスを我が子のように育てられるとっても素敵なお仕事です

ふと思いました。


子育てって、プロダクトアウトですよね?

我が子であろうが人の子であろうが、

か弱くて未熟で一人でおつかいにもいけず、

だからこそ、どんな大人になるのか想像もできないほど可能性に満ち満ちている存在。


tumblr経由で拝借


なんでまた唐突にそんなことを思いついたかというと、

私の“売り”は何のか?

なんてことを改めて見つめ直す機会を授かった今日この頃、最寄駅から我が家への道々で、

現代ニッポンには珍しい“子だくさん”ってことじゃねぇか?

ってな江戸弁が脳内に響き渡ったのです。

だからって、子育てとマーケティングを無理矢理関連づける必然性はどこにもないのでしょうけれども、色々あれこれ見直す中で、どうしても紐付けたくなってしまったのだから仕方がない。

そんな時にまた、デビ夫人のブログ記事なんてものを見てしまったもんですから、我が子が幼かった日々のことなども思い出しつつPC開いてしまった次第です。


せっかくなんで、「マーケティング」でブクマした記事を2本ご紹介。

「マーケティング」と「広告」と「コミュニケーションプランニング」と。 at mediologic
「マーケティング」を「広告」の観点から見ると、マーケティングの一部しか理解することはできなくって、「広告」を「マーケティング」の観点から見ると、広告は一部にしか過ぎない。(おもに海外の)「マーケティング」のテキストを見ると、いまではそこには、バイラルマーケティングも、PRも、ソーシャルメディアも普通に入ってる時代に来ている。

「マーケティング」の視点ではそれらも「内包」するが、「広告」の視点ではそれらは「外部」的なオプションにすぎない。「マーケティング」の視点で仕事をするか、「広告」の視点で仕事をするか、これは重要だ。
マーケティングの4Pで言うなら「Promotion」のところの話しだと解釈しましたが、“広告”と同様に一部を構成する「Product」はスコープ外ということなんでしょうか?> 過去記事


なんて質問を今度お会いした時に投げかけてみたいノヤン先生の最新コラムです。

コトラー博士の最も偉大な3つの功績 / ノヤン先生のマーケティング講座 / マーケティング講座 / マーケティングキャンパス
その言葉は多くのマーケターにとって指針でもあり、啓示でもあるんじゃ。いくつか紹介しようかの。

「企業の最も重要な業務は、新たな顧客を創造し、既存の顧客を維持する事である」
「企業の資産は、顧客の存在を抜きにしたらほとんど価値が無い」
「嘆かわしい事に、バランスよくマーケティングを学んだ者でさえ、企業に入ると予算の大半を広告に使っている」
なんか2つの記事がつながりました。私の脳内で。


でまた、思い立って長男に聞いてみた。


父:「お前が3歳ぐらいの頃、二人で多摩動物園に行ってライオンバス乗ったの覚えてるか?」

長男:「ぜぇ~んぜん♪」


( θ_Jθ)


こういう愛娘を連れて、銀座あたりに買い物とか行きたかったなぁ…


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幻冬舎  2003-12-02
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2012-05-04

中国人は広告を信用しない。ただし、広告できないような企業・商品はもっと信用しない

中国ECフォーラムなんてものを立ち上げて情報収集に取組みはじめた当初に耳にしたのがこの格言(詠み人知らず)なんですが、わかる人にはわかるしわからない人にはまったくわからない話しでもあるそうで、ある意味で情報リテラシーの深度が試されるコトバでもあるそうです。

解釈が合ってるかどうかは別にして、私の脳ミソにズシンときた理由はこんな感じです。

・情報リテラシー=大本営発表、公式情報なんかに騙されないぞクソ喰らえ
・消費リテラシー=日本で言う景表法や特商法、製造物責任法ぐらい楽勝でクリアできないような商品なんか買ってやるもんかこん畜生

ちなみに、生モノは当然として冷たいモノも極力口にしない食文化があるので、食品衛生法的なものに関しては割りと鷹揚らしいです。


進研ゼミのダイレクトマーケティングとアトリビューションマネージメント、
ときどきリードナーチャリング的な何か


「ん?

中国ネタで釣っておいて広告ネタかよヲイ!?」


はい。その通りです。

中国ネタは書き出すと長くなって有償の連載でもなければモチベーションが湧かないので機会があればまたじっくりと。

とは言え、この2つの分野がまとまった記事があるので二つほどご紹介。

きっかけは広告や口コミサイトから! 中国でトレンドを生み出す方法 - トレンド - 日経トレンディネット
中国における消費の中心となっているのは、トレンドに敏感な10代後半から30代のネットユーザーなのは間違いないが、ネットだけが広告合戦の場ではない。
中国の街並みを見れば分かるように、中国には個人経営のショップやレストラン、工場の連絡先を掲載した広告はあるものの、新宿や渋谷といった日本の都会によくあるイメージ広告は見かけない。中国の街中での広告と言えば、建物に掲げられる巨大広告か、バスや地下鉄構内や車内の交通広告ばかりだ。
なお、電脳街やアパレル街のように1つのジャンルに特化した地域の広告は、日系企業のデジカメの広告や、アパレルブランドの広告が中心。対して歩行者天国が目印の繁華街・中心街の広告は、老若男女を問わずあらゆる人が訪れるだけに、掲載された広告がトレンドになりやすい。
また、交通広告も、やはりあらゆる層の人々が利用するため、話題になりやすいようだ。同様の理由から、地下鉄駅構内にも多くの広告スペースが設けられている。
「ヲイヲイ、ガンガン広告してるじゃないか!」

ですから、広告しないと言っている訳ではなく、広告に書いてあることをむやみやたらと信用しないと言っているわけでございまして、少なくとも広告関連業界・職種の方は前記記事を全文読み込んでから本エントリーを読み進めていただくようお願いします。


もう一つ、たった今入ってきたネタがこちら、

中国、本の表紙4分の1を広告に フィールドプロモーションニュース
2012年3月より中国にて販売されている「わが子」の表紙は、4分の1ほどが広告で埋まっている。他国と同様に、中国でも出版業界の不況は続き、打開策を求める中、表紙に広告を載せる案があがった。
掲載される広告は、本の内容と何らかの共通点を持つ製品や企業のもので、通常版とは比べられないほどの売上を得ることができる。
「ヲイヲイ、日本ならあり得ないところまで広告出してるじゃないか!」

これに関してはきっと、紙の書籍が売れなくて有名と言われる中国(日本がムダに売れ過ぎという噂もあり)にあっても、ターゲティング=シンクロできないような人にまでムダにイメージ広告を垂れ流したりする情報リテラシーは持ち得ていないと解釈する方がストレスなさそうです。


なんて視点を持って日本のネットをウォッチしてると、次の記事に対する反応が滑稽に見えて仕方なくなるのであります。

メディア・パブ: 消費者はこれまでの広告を急に信頼しなくなってきた
次は、各広告カテゴリーの信頼度を、アジアと北米と欧州で比較したグラフである。世界平均と比較して、アジア人は広告を相対的に高く信頼しているのに対して、欧州人は厳しいく見ている。特に、TV、新聞、雑誌の伝統メディアの広告を信頼していないという結果になっている。
欧州と北米、ついでに日本のように成熟した消費市場と、新興国中心のアジアすなわち成長市場とを比較する定量調査の価値云々はまだいいとして、

「広告屋(あるいはマスメディア)オワタwww」

みたいな論調にすぐ傾いてしまうような情報リテラシーは残念でなりません。


そんな日本の状況はどんな感じなのかと探していたら、cciさんのサイトでリーマンショック後のリサーチ結果が公開されていました。

【PDF】インターネットユーザーにおけるテレビコマーシャルとインターネットバナー広告での純粋想起の広告効果に関する調査結果
~クロスメディア展開による、ユーザーの行動段階における態度変容の向上~
インターネットユーザーに対して純粋想起を高めようとする場合、バナー広告を軸にした展開が有効である。
ありがとうございます。
ここで私が訴えようとしているポジショントークを代弁していただいておりました。


そうなんです

本エントリーは、今年書いた下記エントリー2本から続く、ポジショントーク3部作だったのです。

商売とは信用を売ることであり、ブランディングとは信頼の証しである
名言チックに太字なう


その二.日本ほどテレビCMが効く国はない?|ラッキーはつむじ風
でね、先進国も新興国も見てきた御仁に言わせると、
日本ほど、テレビCMが効く国はないらしいんですのよ
欧州も北米も、さらには中国もことテレビCMに限っては一律に効かなくなってきて久しい今日この頃のようですが、先のcciさんのレポートの通り、『テレビCM+オンラインのバナー広告』みたいなアプローチが購買アクションに直結する日本というのはだいぶ特殊な市場なんだそうです。

だからこそ、SEO/SEMというラストクリックに依存せざるを得ない欧米先進国の猿真似ではなく、オフライン含めたアトリビューション・マネジメント(≠リードナーチャリング)で広告・キャンペーンのROIを高めていける余地が日本には大きくあるということになるんじゃないでしょうか?


再来週、月次開催されているEC業界の勉強会のテーマが『アトリビューション』なので、新しいネタを仕込んできたいと思います。


以下、予習ネタ


「新任ウェブ解析担当者のためのアトリビューション分析」に行ってきました - SEO村の徒然blog
個人的に印象的だったのが、
検索は人が興味をもった上でする行為なので刈り取り型になるということ。
刈り取り型なので費用対効果がよくて当たり前というお話です。
ラストクリック=お狩場だけでの戦いは、元々は空中戦だったネット上にありながら白兵戦のような血みどろの戦いになってしまっているんですね。


インターネット広告の効果測定について - ネット広告ガイド - Yahoo! JAPAN
「ダイレクトレスポンス効果」と「インプレッション効果」の両輪で俯瞰し、広告効果を精緻に検証することで、次のキャンペーンを行う際の成功への布石を打てるのではないでしょうか。
ラストクリックとアシストとも言い換えられそうな、グッときた結びコメントです。


テレビのアトリビューション アトリビューション Attribution Managementの情報サイト Attribution.jp
オンラインのアド・アトリビューションとオプティマイゼーション技術をオフラインのテレビ、ラジオ、プリントメディアのキャンペーンデータと結合できるようです。
これによって、広告主はオフラインチャネルがコンバージョンに与える様々なインパクトをトラックすることができるようになる、とのこと。
オフラインのコンバージョン=店頭・対面での購買もトラッキングできるようになる日を待ち望んでおります。

いや、むしろそこやりたいぞ!O2Oで


▼いきなり良記事を追記

CRMから新規顧客獲得としての広告を考える。 - 業界人間ベム
 DSPで日々の広告配信運用をしていると、TVスポットが入った時のCTRほかの効果が上がることを実感する。TVのパワーを最大限刈り取るには、TVで起きたプル(情報取得意向)を上手に手繰り寄せることが必要だ。それをしないと「もったいない」のだ。
もったないのだ!


アトリビューション 広告効果の考え方を根底から覆す新手法
アトリビューション 広告効果の考え方を根底から覆す新手法田中 弦 佐藤 康夫 杉原 剛 有園 雄一

インプレスジャパン  2012-03-26
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次世代コミュニケーションプランニング リスティング広告 プロの思考回路 (WEB PROFESSIONAL) リッスン・ファースト! ソーシャルリスニングの教科書 入門 ウェブ分析論 ―― アクセス解析を成果につなげるための新・基礎知識 増補改訂版 オウンドメディアマーケティング 顧客との関係を創造し、ビジネスを強化する自社メディア戦略



2012-04-30

日本ほどテレビCMが効く国はない?

GW期間中、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

ちなみに今日は4月30日の月曜日、月末であり週初めということで、ウォールやTLに流れる休日モードに水を差さない程度の広告ネタでお邪魔します。



地デジ化・アナログ放送の停止から間もなく1年が経とうとしてますが、そのタイミングで「我が家でテレビは崩壊した(地デジ対応しなかった)」という声も十数人から聞きました。

そんな声は右から左に聞き流し、相変わらず我が家のお茶の間の上座にはテレビが鎮座ましましており、特に私と息子たちの会話などに関して言えば「テレビに依存している」と言っても過言ではありません。

そして、やはり息子たちとボンヤリ“ながらメディア”していた昨夜目にしたのがこちらのCMです。

Google+: 好きなだけシェア - YouTube


で、ボソッとつぶやいたのがこちら
G+のテレビCMはじめて観たけど、あれで興味・関心を持てる人は既にアカウント持っていて放置している人たちなんだろうなと勝手に推測=リテンション施策

ネットマーケティング≠セールスプロモーションの文脈で語られることの多くが新規開拓・集客というアクイジションばかりのように見えて辟易している中で、“アカウント登録だけしてみたけどよくわからなくって放置”という層とリテンションしたいということなのであれば、よい試みなんじゃないかと感じた次第です。


一方、広告媒体費のデフレによって、ネット業界や通販業界のテレビCMを目にすることが多くなった現状については、広告主として観る時には大変喜ばしいことと感じて「いつか我が社もテレビCM!」みたいなモードになるものの、一人の消費者として観る時は「なんかショボイなぁ。日本は不景気なんだろうなぁ。」と感じてしまう私がいます。


だって、こんな記事見てもワクワクのしようがないですもんね?

調査結果:テレビのソーシャルメディア・ロゴは確かに効果がある

人々はなぜ、こうして番組やブランドとソーシャルメディアで対話するのだろうか。これは、彼らがソーシャルでありたいから、というよりはクーポン(32%)をもらったり、懸賞(26%)に参加したいからだ。回答者のわずか1/5が、「同じような興味をもつ人たちと繋がるため」そして、ビデオや番組を誰かに薦めるためにアクセスすると答えた、
殆どの場合、これらのソーシャルメディア・シンボルを通じてコンテンツを入手した人たちは、自分が見つけたものにかなり満足している。回答者のわずか10%が期待はずれだったと答えたが、15%が手に入れたものは期待以上だったと言っている。


アジアと日本のビジネス連携を考える  雑感・「いつこのローイノベーション・インターネット時代は終わるのか?」 
◆20世紀初頭の仰天するような生活の変化に比べると、アメリカで生まれたインターネットの活用に基づくイノベーションというものはどうなんでしょうか?アメリカでは「偉大なる大停滞」という本が出ているようですね。とりわけ、1990年代後半に本格化したインターネットの時代は、また同時に、アメリカにおける経済的な停滞や社会的な混沌などの局面と重なっているようにも思われますので、インターネット時代に対する歴史的かつマクロ的な評価というものにもさまざまな見解が出てくるのではないかと考えている次第です。 

そう簡単には大きな変化は起きないであろうことは理解しつつも。。。



そんな時こそ、高度成長の息吹を感じて自らを奮い立たせるのです!!

中国のモバイル広告市場 | ビズプレッソネット
艾媒諮詢(iiMedia)のデータによると、昨年の中国モバイル広告市場規模は35・1億元に達し、今年は前年比74・9%増の61・4億元が見込まれている。今後は「ブランド広告が本格化するのではないか」(水野氏)という。ユーザー情報を分析して最適な広告を表示するオーディエンスターゲティング広告が浸透し、ブランド広告の出稿環境が整っていくとみられる。

中国ネタに関しては基本的に伝聞ばかりなんですけど、私が育った70年代・80年代のニッポンを再現(相当上回ってるけど)してくれていると見ていますので、ジャパニーズビジネスマンのカンフル剤になるようなニュースがしょっちゅう流れてきて元気づけられる今日この頃です。


でね、先進国も新興国も見てきた御仁に言わせると、

日本ほど、テレビCMが効く国はないらしいんですのよ

2012-04-01

次世代コミュニケーションプランニングを読み終えて「広告主は広告を打ちたいのではない。顧客と恋をしたいのだ。」というウソを思いついた #NxtGenCP

皆さん、エイプリルフールに便乗してますか?

「マーケティングとは、商品と生活者との恋ゴコロ関係管理」と位置付けることがたまにある私からすれば、「素敵だな」と感じた相手にお金をかけて=広告を打ってアプローチすることは“非モテ”の象徴と映るわけですが、世の中というのは圧倒的な量の非モテがいるからこそモテの優位性が際立つことも事実です。

ということで2012年の私なりの4月バカは、書籍の著者の意図・文脈を飛び越えた書評メモをしたためてみたいと思います。



まず読後に思ったことは、「今、提案中のクライアントに提示する参考書籍に含めなくてよかったなぁ」ということ。

本書籍が「次世代○○」シリーズである以上、

・日本の
・広告・広報代理店の
・“プランニング”領域の人とその関係者

といった読者ターゲット像なんでしょうから、ニッチで零細ながらも媒体=メディア側の人である私がギリギリのラインであり、そんな我々に「オファー」をくれる広告主にこの書籍を渡してみたとして、「で山ちゃん、俺に何して欲しいの?」って状態になることは想像に難くありません。


なんて、凝り固まった思考に囚われていたら次世代のコミュニケーションなんてプランニングできませんよ!


という書籍です。



次世代コミュニケーションプランニング次世代コミュニケーションプランニング
高広 伯彦

ソフトバンククリエイティブ  2012-03-30
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目次
■Chapter 1 「広告」を超える
■Chapter 2 「メディア」を発見する
■Chapter 3 「消費者」と会話する
■Chapter 4 「クチコミ」を再考する
■Chapter 5 「コンテクスト」を生み出す

▼本書の読み方 ~はじめに・P.005より~

さて、本書はどの章から読まれていいような構成になっている。頭から読む必要はまったくない。5つの章の中でタイトルが気になったところから読んでくれればよい。
とあったので、親切な私は目次を掲載しておいてあげました。(ウソです。SEO対策です)

さて、私は何章から読んだと思いますか?
現職からして、4章の「クチコミ」あるいは2章の「メディア」からだと思いました?

残念ながら常識人の私(ウソです。)は、著者の意図通りに1章から順番に読み進めました。


▼広告を打たずにできる商売がある ~「広告」を超える・P.010より~

この目黒の院長、見たところせいぜい40前の年齢なので、ネットに疎い世代というわけではなさそうだ。最近は無料のツールもあるし、さしてコストがかかるわけでもないのに、どうしてホームページの1つぐらい自前で作らないのか、私は治療を受けながら聞いてみた。すると、この院では、ホームページどころか、最初から広告みたいなものは全然やっていないのだという。なるほど、表に看板すら出していなかったのだった。
「いやあ、まったく広告とかやらずに、どこまで自分の腕だけでやれるか、試してみたかったんですよね。それで3年ぐらいやってたら、意外とやれる。ならば、もうそのままの状態でやれるところまでやってみようかと思って」と院長はいう。
ほら!これこそ“モテ”のあるべき姿じゃありませんか!?

そう考えると、究極の次世代コミュニケーションプランナーとは、コミュニケーションプランナーの仕事をなくしてしまうことなのかもしれませんが、

ご安心ください。

非モテの方が圧倒的に多いのです。(ウソです。そんなデータ、知りません。)


▼好きな人とお互いが身に着けているものを交換し合ったこと、ありますよね? ~「メディア」を発見する・P.051より~

おもしろい例示がある。ある社会学者がこのマクルーハンのいう「身体の拡張」をもじって、「身体の縮小」という概念を考えていた。
ティーンエイジャーのカップルが互いの持ちものを交換したとする。例えば彼氏の時計を彼女がする、彼女のボールペンを彼氏が使うなど、互いに密着して使うものを交換し合ったとき、ここに登場した「時計」や「ボールペン」は2人にとっては単なる「もの」ではないというのだ。
「時計」は彼女にとって「彼氏の身体の縮小したもの」であり、「ボールペン」は「彼女の身体の縮小したもの」であろ。つまり時計やボールペンはそれぞれ、彼氏=彼女をつなぐ「メディア」なのだ。
ここにキュン×2した人は“モテ”です。(ウソです。)

我々は「商品」を、顧客は「対価(お金・時間)」を、お互いに交換し合ってるんですよね?

単なるプレゼントではなく、“価値”を交換し合いましょう。


▼CGMとUGCの違い ~「クチコミ」を再考する・P131より~

ブログを中心に消費者が生み出す新しい潮流を日本では Consumer-Generated Media すなわち「消費者が生み出した“メディア”」といってきた。一方、欧米圏では一般的に User-Generated Content という。こうした言葉の使い方1つにも、消費者のクチコミを「メディア」としてとらえてしまう日本の現状が露呈しているのかもしれない。
クチコミが「売買」されることは日本に限らず欧米でも起きているのでしょうが、競争環境とか宗教観とかメディア観とか、特に欧米外資系やアジア市場で働く・取引する人たちは気を付けた方がいいところでしょうね。(ウソです。少なくとも私はそんなところで働いたことはありません。)


▼デ・マーケティングとはターゲティングにおける陰陽道である ~「コンテクスト」を生み出す・P.148より~

Googleの採用活動にしても、イタリアのバッグメーカーの例にしても、ディスコの黒服の件にしても、それらはある種の「フィルター」として機能している。
マスマーケティングが大きな投網をかけて、そこからふるいにかけていき、漏斗(ろうと)の中を水滴が落ちるように顧客を獲得していくという手法だとすると、「デ・マーケティング」は門戸を狭くして、欲しい顧客だけを集めていく戦術である。門戸が開かれるのは、コンテクストを共有できる顧客だけ。言い換えれば、その顧客と共有できるコンテクストをいかに構築できるかが重要な戦術となるのだ。
好きな人と交換したいものを、嫌いな人には絶対あげたりしないですよね?(ウソです。あげちゃった人に期待したものをもらえないから心の狭い私は人を嫌いになるのです)

実際に「あんた嫌いだからあげない!」ってするかどうかは別にして(そうされた方が喜ぶ人たちの市場があることも知っていますが)、「きっとあの人はこういうタイプの人は嫌いなんだわぁ」って類推してもらえるぐらいのブランド・コンテクストを構築できたら強いんでしょうね。


さて、これ以上引用メモすると出版社に怒られそうなのでここまでにしときますが、私の稚拙なウソで塗り固められた読書メモはお役に立ちそうでしょうか?

え?

何で3章だけ引用メモしなかったかって?

そこはほら、タイトルに掛かってるんですのよ奥様♪


消化不良な方々は、下記ブログの方がお役に立つかもしれません。


前項でも述べましたが、本書で紹介されているたくさんの抽象概念やメソッドは、その多くが「過去 0現在」と「これからあるべき姿」の対で描かれています。そして、「過去 0現在」の分析は広告業界を渡り歩いてきた著者の実体験に基づいているため、ある程度のリアリティがあります(一人称なので客観性はないですが、著者のキャリア自体が珍しいと思うので、差し引いてもそれなりの有用性はあるでしょう)。
直人氏と高広氏が初対面した日のことを思うと涙が出ます。(ウソです)


「世の中には2種類の広告マン/広告ウーマンがいる。『次世代コミュニケーションプランニング』が “読める” 人間と “読めない” 人間である。」
感想は人それぞれ。それも全ては読んでからの話ということで。
ちょっと身内感が強すぎて苦笑してしまいましたが、まさか共同で↓Amazonキャンペーンとかやってないですよね?ww



2012-03-24

スマートフォンに熱狂する人たちを冷ややかに見つめるケータイユーザーにそれでもスマホを売る方法

皆さん、お彼岸のお墓参りは済ませられましたか?

うちのお墓は桜の名所でもある霊園なので桜の咲くころに行こうと思いつつ、今週は西日本出張で鹿児島~博多~大阪~名古屋と行脚してきましたので思考訓練的に備忘メモ。

JR大阪駅のエスカレーター
知る人ぞ知る的な東京圏とは逆の左側通行です。


そして、今回の出張中の移動中に目視してみた携帯電話ユーザーのざっくりテキトーな比率です。(スマートフォン:ケータイ)

■鹿児島(1:9)

■博多(1:7)

■大阪(1:3)

■名古屋(1:7)

■品川(1:1.5)


平日の日中、JR主要駅のコンコースという条件付きではありますが、皆さんの体感と比べるといかがでしょう?

普及理論(イノベーター理論)やプロダクトライフサイクルといった観点からみると、

・成熟期から衰退期に入ろうとするケータイ
・導入期から成長期に入ろうとするスマートフォン

という、プロダクトの交代期にあたるのが2012年というイマではないでしょうか?


で、えてしてこういうタイミングでは、「新しいものに熱狂する人たち」と「それを冷ややかに見る人たち」というマスコミが好きそうな対立構図が生まれ、でも実はそこには「そんなことどうでもいい人たち」が垣間見えてきて面白いんですね。

どうでもいい=別に今のケータイを変える必要を感じていない人たちでしょう。


そこで、この85%のケータイユーザーを量の多そうな順に細分化してみて、スマホを売る側の課題を洗い出してみる。

1.変える必要を感じていない人たち【未来客】
プロダクトの交代期におけるボリュームゾーンだと思われつつ、いわゆる「検索」してくれない人たちですからリスティング広告ではリーチできないと。

2.変えたいと感じている人たち【顕在見込み客】
勝手に情報収集・来店してくれるだろうに、すぐこのゾーンを広告のターゲットにしちゃってますよね?なのに、広告ROIとかって話しが出ても意味不明なんですけど。

3.冷ややかに見る人たち【潜在見込み客】
問題はここだと思うんです。せっかく認知してくれた上での態度なのに、ここに介入すると面倒そうってことで放置しがちじゃありませんか?
前項1.な人たちを動かせる材料はこのゾーンから見出せる「宝の山」だと思うんですけどねぇ。


エスカレーターに例えれば、大阪では左側通行な人たちも東京に来れば空気を読んで右側通行になるじゃないですか?

かつて、広告やセールスプロモーションを“企画”する時は「2.顕在見込み客」ではなく「3.潜在見込み客」とのコミュニケーションを考えろって教わったものですが、最近そんな話しが出る機会がまずないことを不思議に思いつつ、もし死語的な話しになってしまっているのならば誰かご指摘くださいな。


あと、プロダクトライフサイクルとか知らずに日本のネットのバズ・ワードである「キャズム」がどうたらこうたら言ってオジサンたちにいじめられてる若者は、森行夫さんによるこちらの書籍を一読されることをお薦めしておきます。




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2012-03-17

なぜ #ソーシャルメディアマーケティング芸人 たちは二次元の世界に引き篭り続けるのか? #o2o

一つ前のエントリーで右から左へ受け流してしまっていたイベント「ソーシャルメディアサミット2012」のログをまとめつつ、テーマでもあった「ソーシャルメディアバブルの崩壊を何とかしないとAMNの存在価値がなくなっちゃうんじゃないか」問題に関連して、生き残る道は「O2O」ではないかという初期仮説の材料だけメモしておきます。

一応、公開がマズそうなスライドは除いてあるはずですが。。


まず、自身のつぶやきメモをピックアップ





ここで漏れていたことが「店頭販売や対面営業」なわけで、本エントリーの主眼はその辺りです。


「O2O」をご存知でない方向けにご紹介


O2O (Online to Offline) という用語をよく見かけるようになりました。この用語は、昨年からTechCrunchの記事などで見られましたが、最近ではネット企業がよく使っています。
(中略)
もともと、マルチチャネル販売・クリック&モルタルという概念はありました。その考え方の発展形として、ネットとリアルのシナジー(ネットで店舗在庫を検索できたり、ネットで予約して店舗に届けてもらい店舗で試着してから購入を決める仕組みなど)も既に行われています。しかし、 "O2O" という用語はリアル企業のネット展開だけでなく、ネット企業がリアル企業を支援するような形も含んでいる感じです。

マルチ・チャネル、ご存じですか?
二次元でも三次元でも、ネットでも電話でも対面でも、顧客との接点=コンタクト&コミュニケーション・チャネルが多チャンネルになってきましたから、どのチャネルであろうが、あるいは社長だろうが学生アルバイトであろうが、ブランドとしての姿勢やコトバに一貫性がないといけないのでみんな苦労するんですね。


これは痛い?ソーシャルメディアを使ったO2Oキャンペーンの失敗事例

長文引用ですみません。

数ヶ月前、私は店頭でチェックインすれば、割引クーポンがもらえるという、ある店舗のチラシを受け取り、そのサービスの利用を楽しみに店に出向き、いくつかの商品をピックアップして、レジの長蛇の列に並び、スマホでチェックインしようとしたところ、どうにもうまくいかない。
そこで、若い女性スタッフに声をかけて、手伝ってもらおうとしたところ、彼女もうまくチェックインができず、結果、バックヤードに聞きに行くことに。そうこうしている間にレジは私の順番が回ってきて、私の後ろに並んでいた何人かのお客さんに順番を譲った挙句、戻ってきた彼女が口にしたのは、下記の一言だ。
「申し訳ございません。お客さまのスマホは対象外となっております」
落胆する私を前に、彼女はサイト上の長くてわかりにくい注意書きの中に、対象外の機種にかかわる記述があるのを見せてくれたが、もはや、だからなんだというのがこちらの気分。
根が楽天的な私がかすかに期待していた、「今回は特別に割引を適用させていただきます」という一言は、ついに彼女の口から発されることはなかったのだ。
これは言わば、お客さまの期待を上回るどころか、お客さまの期待を裏切った事例と言えるが、このときに、私がかすかに期待していた一言が発せられなかったのは、一介の販売員である彼女にその権限が委譲されていなかったためでは?
実際に店に来て商品を抱えてレジに並んでいるというのに、また、店員と言葉を交わしてもいるのに、スマホの機種が対象外というだけでたかが何百円かの割引が受けられなかったこの体験を通して、私の同店へのロイヤルティは大きく低下し、悪いサービスの好例として、この話を披露するようになっているのだ。
話が逆だったら、つまり、その女性スタッフに
「今回は特別に割引を適用させていただきます」と言われていたらどうだろう?
恐らく私は、そのルールを逸脱した対応を、優れたサービスの典型として仕事仲間はもちろん、多くの友人達に語っていただろうし、その友人達もまた、その話を彼らの友人達に伝えていたかもしれない。
これがソーシャルメディア上への書き込みであれば、ポジティブな評価であれ、ネガティブな評価であれ、それが伝わる速度と対象者の人数はハンパではない。

もったいないですね。

Webサイトないしはスマホアプリがすべての機種・OSに対応する必要はまったくないわけですが、対象外の機種というモノではなく顧客・ヒトとして考える文化・風土を持った組織であればこのようなキャンペーン設計にならなかったと推測しつつ、もし自分が当事者だったとしたら「できない理由」を割り切ることに終始していたであろうことも想像に難くありません。


そして最後に、事件はO2Oキャンペーンやソーシャルメディアだけで起きているわけではなく、店頭や電話・メールの先で日常的に起きているという事例です。(長文引用ご容赦)

この某デパートは、売り場の人間が、「売り場にとって最低限必要な顧客データ」すらも直接チェックできないような旧近代的なシステムになっているのだろう。店舗小売業にはよくあることだ。そして、経営者たちは、データ活用のなさを批判されれば、自分たちを正当化するために、個人情報保護法を遵守しているからだと、的外れなことを口にする。
ネット販売をふくめた通販企業で、苦情や質問の電話を受ける担当者は、まともな会話を成立させるのに必要なデータにはアクセスできるようになっている。だから、つっこんだ話しもできる。顧客データにもアクセスできない店舗販売員は、こういった通販企業のサービスに勝つことはできないだろう。
結局、多くのデパートは、顧客データベースを蓄積保存しても、ポイントカードを発行するだけで終わっている。そのポイント・プログラムも、5%~10%の値引きをしている割には、顧客のロイヤルティを高めて顧客を囲い込むという本来の目的を達成する効果も果たせていないという惨めな状況で終わっている。せめて、蓄積したデータを分析してマーケティングに利用したら?といわれているが、それもない。それとも、購買客にカードをレシートといっしょに返すときに、「お客様、有難うございました」じゃなくて、「加藤様、有難うございました」とカード会員名を読み上げることで、お客様が「わっ、パーソナルなサービス!」と感激してくれるとでも思っているのだろうか?
顧客サービスって、いったい何だろう?

おっとこれは、
ソーシャルメディアバブルから派生したビッグデータバブルやソーシャルCRMバブルを示唆していらっしゃるではないですか?!


狭い狭いムラ社会でバブルがバブルを呼び、傷が深くなっていく一方のソーシャルメディアマーケティング業界とお見受けしますがご安心あれ。

そんな業界はどこにも存在せず、あくまでも二次元だけのバーチャル・ゲームなんですから。。。


以下、イベント参加者の皆さんのまとめ。






2012-03-10

SEM・リスティング広告の初級者が陥りやすい「費用対効果」のワナ(追記あり)

今週お会いした某社の方からお聞きした失敗事例といいますか、リスティング広告(その方はPPC広告と称していたけど)の初級者がきっと高い確率で陥るであろ失敗事例について、現職のミッション=媒体営業のポジショントークとして備忘メモ。

こちらのエントリーから再掲


やはり、広告出稿という“企画”の入り口でズレてしまうんじゃないかと思うわけです。



費用を減らして効果を増やしたい経営者が陥るワナ



ちょうど目を通したばかりの下記コラムで典型的なケースが紹介されていたのでご紹介。

【コラム】エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (151) 常時採用が目印!? 「リスティング広告認定代理店という0.2」 | 経営 | マイナビニュース

都内でエステサロンを経営するIさんの下に「ネットで検索」したと電話がかかってきたのは、寒さが忍び寄ってきた昨年の11月初旬です。
「広告費を半分にして露出を倍にします」
Iさんは検索結果に連動して表示されるリスティング広告を利用しており、毎月の費用が30万円を超えていました。東日本大震災以降、客足が遠のき、コスト削減を考えていた矢先ということもあり飛びつきました。
詳細は不明ですが、

「費用を半分にして露出を倍にします!」

という話しをリスティング広告に当てはめれば、

「インプレッション数は倍に増やせますが、クリック数は半分になります!(キリッ」

ってことですよね?

もしそれが本当なら、この広告代理店は頭の不自由な方々の集団ということになってしまいますが。。。



感無量です。


2社連続でキャッシュフローに苦労した私としても、中堅中小・零細個人事業の経営者の方々がこのセールストークに飛びつく気持ちはよくわかります。




インプレッション数(検索回数×広告表示率) × クリック率 × コンバージョン率



これがリスティング広告の初心者が学ぶ成果評価の公式だと思うのですが、クリック課金のリスティング広告で「費用を半分に」ということは「中間成果であるクリック数を半分に」ということになってしまいます。

では一体、広告出稿の目的だったはずの「コンバージョン数を増やしたい」に応える最終成果はどこにいってしまったのでしょう?


コラム中でも宮脇氏が何度か言及している通り、この広告代理店が、なぜノウハウを持っていると自称するリスティング広告だけで集客できずにテレアポを(きっと延々と)繰り返さなければならないのかと言えば、持っているのが「成果を減らすノウハウ」だってことになってしまいます。


もしそれが本当なら、この広告代理店は頭の不自由な方々の集団ということになってしまいますが。(リフレイン)


多くの企業ではP/L・損益計算書の販売費として広告宣伝費や販売促進費を位置付けていると思いますが、開発・生産部門ではないマーケターからすれば広告宣伝費は投資であり、販売促進費が費用であるはずです。

だって広告は、一人ひとりのスタッフが声をはりあげて叫ぶ範囲をはるかに超えて「広く知らせる」ことなんですよ奥さん!

だから日本であれば、予算さえあればテレビに出稿したいんですよね?

親・兄弟・親戚にも自慢できますもんね。「テレビでCMやってる会社にいるんだ」って。


でも、誰にも(せめて10万人に)認知されていない製品・サービスをテレビで知らせようとしても、そりゃ奥さん、ちょっと無理ってもんですよ。

テレビと比べて検索で多少は絞り込まれるにせよ、ネットだってそこは変わりません。

誰にも(せめて10万人に)認知されていない製品・サービスを検索結果に表示されるリスティング広告で売ろうと思っても、最適化された検索ワードと広告文でクリックまではもっていけてガッツリ作ったランディングページに誘導できたとしても、不審と不安の壁を突破できないからやすやすとはコンバージョンしてくれないですよ。



商売とは信用を売ることであり、ブランディングとは信頼の証しである



不審と不安の壁を突破するために必要なのが信用であり、みんなまずは「無料のお試し」など壁を突破するドアオープナー商品を用意するんですよね?

そして時々、クチコミによってその壁を突破できてしまうラッキーもあります。
( → ほらきたポジショントーク!)

そしてさらに信用を得ていくためにネット広告でできることがあります。

それは、ターゲットがよく利用するサイトにバナー広告を出し続けることです。
( → やっぱりきたポジショントーク!)

ただしこれは、コンテンツターゲティングとしてディスプレイ広告を出稿すればばいいって話しではないです。

競合が御社より高い単価で出稿したら御社のバナーは表示されないんですから、広告枠自体を確保しないと価値は半減・下手すりゃゼロになってしまうわけです。


なすべきことは、


「このロゴマーク、見たことがある。」(テレビ広告じゃないよ、バナー広告だよ)


「この商品名、聞いたことがある。」(クチコミじゃないよ、バナー広告だよ)


という状態を創ることであり、ターゲットのマインドシェアを高めておきつつ、興味が喚起され、さらに検索された時の押さえとしてリスティング広告という受け皿を用意しておくのではないでしょうか?


そして、昨日参加したソーシャルメディアサミット2012でスケダチの高広氏も述べられていましたが、「PR → PR → 広告 → PR → 広告あるいはソーシャル」といったように時間軸とチャネルを組合せつつ、TPOに合わせたコミュニケーションシナリオを設計・検証・改善していけるとベストなんだと思います。

▼2012-03-12追記:イベントのまとめ記事を発見

SOCIAL MEDIA SUMMIT 2012 ソーシャルとマスは補完関係, 目的を明確に話題が広がるように設計 - Digital Life
広告の認知度は受け取る側の興味に左右されるため、PRでネタ作りしてからマス広告を行い、さらにPRを行うという手法がある

なので、「リスティング広告しかやっちゃいけない人」は不幸だと思う



蛇足っぽいですが、初級者だけでなく中級車や上級者にもワナは仕掛けられているということでご紹介。

リスティング広告担当者の離職率は何故高いのか? | SEM-LABO

リスティング広告はターゲットを洗い出すこと、キーワードを洗い出すこと、配信先を探すこと、運用をすること、それぞれの作業に意味があります。それらは「何のため?」に作業をしているのかを今一度立ち止まって考える必要があるのかもしれません。
その為には作業を横断的に区切るのではなく、限りなく一気通貫に近い状態に持っていくこと、それらによる小さな成功体験の積み重ねがモチベーション維持、はたまた、向上心を育てるのではないかと思います。

広告・販促予算を持った経験はありますが、リスティング広告に配分された予算の中だけでトライ&エラーしなきゃいけない状況って、きっと辛いんでしょうね。

最後にもう一つ


卒園式から学んだ顧客の記憶に残る感動の作り方*ホームページを作る人のネタ帳

有名な例え話だが、車の無い時代に、顧客はもっと馬力があって、早く走れる「馬」が欲しいというのは当然のことだ。誰もこの時点で「車が欲しい」という答えを出す人は居ない。
自身が顧客になって、その場所でどのような感動を得られるのか、その製品でどのような感動を得られるのかを考える事が、最終的に顧客の価値を見出すことになるんじゃないだろうか。

じゃないだろうか


▼2012-03-26追記

アトリビューション分科会すべてに参加して思う"今"と"これから" | SEM-LABO
リスティング広告は”刈取り型”だけではなく、配信形態やキーワードの種類によって異なる役割を持っています。とはいえですね、この話って専門でリスティング広告に取り組んでいる人間でも理解して取り組んでいる場合はそんなに多くないことが現状なので、仮に100歩譲って”刈取り型”と一緒くたにした場合でも、”刈取り型”を本当に最適化できれば、アトリビューションなんかに取り組まなくてももっとインパクトのある成果を上げることは可能なはずです。

認知経路という提供者発想からコンタクト機会という受け手発想にならないといけない。。。


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