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2012-06-16

twitter のフォローより Facebook の友達の方が増えてしまってお嘆きの貴兄へ

それは別に驚くべきことではなく想定の範囲内だとは思うのですが、改めて実数を目にすると「なんだコリャ?」ってなりますよね?なりませんか、そうですか。。。

なんだコリャ?


Facebookでそんなにリンクしててウザくないの?

という声が聞こえてきますね。

ごもっともだと思います。

ただそれよりも困るのが、

昨夜メッセンジャーでやり取りしていた知人曰く、「やたらと(下手すりゃ全投稿に)いいね!ばかりしてくる人はイラッとくるわぁ~」

なんだろうなと思います。


その昔、Web2.0とは程遠いレガシーな立ち位置のダイレクトマーケティングエージェンシーwに所属していた頃、「広報ブログぐらい立てましょうよぉ~」と上申して却下されながらも懲りることなく、いつかその日がやってくることを想定して匿名でペルソナつくってブログやmixi・GREEでSEOごっことか炎上マーケティングをテストし始めたのが2005年。

はなからプライベート=私人を晒すツールとして使い始めたわけでもな、また、Facebookでは「面識のある方」、twitterでは「相互フォローしない派」といったように、まったく相関しないリンクポリシーをそれぞれ開示しながら、会社人でも私人でもない公人(たまに詩人)として現在の tyama1965 に至ってる私の場合、イラッとくるような感覚はマヒしてるかもしれませんが。。。

twitterだって、2008年のヒウィヒッヒーの頃は500フォローぐらいしていたんですよ!

が、あれよあれよという間に減ってきて、3.11後に起きた「放射線騒動」や「R.I.P.スティーブ・ジョブズ」などなど、一連のバカ発見器イベント以降は300フォローを越えられない状態が続いております。

一方のFacebookは、リンクポリシーが「面識のある方」である以上、昨夏あたりからジワジワとリンクが増えてきて、バカ発見器イベントを乗り越えながら現在に至ってます。


twitterのリムーブは簡単だが、Facebookのリンク解除はコワい

要はここなんだと思いますが、なんなんでしょうねこの違い。
ソーシャルグラフってやつがお金にならない理由って、結局のところキモいからなんじゃないでしょうか?

twitterしかり、最近だとLINEやPinterestを見ていても思うんですが、
交わされるコミュニケーションの質が薄い方が、ネットツールとしては使いやすくないですか?

そして、最近はよく知らないのでアレですが、GREEやモバゲーが出会い系というキモい分野から脱皮できたのは、ゲームというコミュニケーションの薄いツールに注力したからなんだろうなと想像してます。


Facebookの友達が増えてしまったら、購読を薄くすればよい件

ということで、Facebookでは特定の友達ないしはFacebookページが自分のウォールに出現する頻度を減らしてくれる機能があるので、ご存じなかった方はぜひ試してください。

あくまでもサンプルなので購読は続けてますよYさん!
友達やFacebookページとのリンクを切らずに出現頻度を減らしたり増やしたりできる件
これ実は、広告のリジェクトと同様にFacebookのいいところだと思う

設定方法です。

1.自分のウォールを眺めながら出現頻度を減らしたい友達やページを見つける

2.投稿の右上に下向き矢印が表示されるのでクリック
初期値は「ほとんどのアップデート」が出現するようになっています。

3.とりあえず「重要なアップデートのみ」にして様子を見る
あんたの「誕生日」とか知るか!ってぐらいの人なら「~さんのフィード購読をやめる」でも可


ここまでやって残る課題はあと一つ

前述した「いいね!ばかりしてくる人ウザいわぁ~」に対応できるよう、「~さんには投稿を一切表示させない(キリッ」って機能はどこにあるんでしょうか?


まとめ

そこまでして気を遣うなら堂々とリンク解除すべし。
Facebookで口コミマーケティングとかやりたい人にとって、この機能は邪魔者以外の何物でもない。
リアルグラフに紐づかない口コミって、デマの方が多くなりがちですからご注意ください。


揺れるミクシィ、SNSの「老舗」はなぜ間違えたのか  :日本経済新聞
 その後のmixiは、コミュニティへのアクセスを下げる方針をとった。具体的には、ユーザーが利用する画面でコミュニティへのリンクを目立たない位置に変えた。その代わり、友達の書き込みなどを目立つ位置にした。ミクシィが「リアルグラフ」という言葉で表現する、現実における人と人のつながりを重視したためだという。
ほんとこれ、もったいないと思います。


【レポート】これが原因でフォローをやめた!? Twitterのフォロワーを維持する方法 | 経営 | マイナビニュース

調査ではこのほか、「フォローをやめる理由」として、以下が多く挙がったと報告している。
  • 繰り返しが多すぎる(29%)
  • 自動ツイートが多すぎる(29%)
  • 攻撃的、または専門性に欠ける(28%)
  • お願いや助けを乞うようなツイートが多すぎる(28%)
  • 発言がなさすぎる(27%)
  • Foursquareのチェックインが多すぎる(22%)
  • 会話が続かないようなツイート(21%)
  • 文法がおかしい(18%)
  • ハッシュタグが多すぎる(10%)
一言で表すと「おまえ人間か?」じゃないですかね



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2012-05-04

中国人は広告を信用しない。ただし、広告できないような企業・商品はもっと信用しない

中国ECフォーラムなんてものを立ち上げて情報収集に取組みはじめた当初に耳にしたのがこの格言(詠み人知らず)なんですが、わかる人にはわかるしわからない人にはまったくわからない話しでもあるそうで、ある意味で情報リテラシーの深度が試されるコトバでもあるそうです。

解釈が合ってるかどうかは別にして、私の脳ミソにズシンときた理由はこんな感じです。

・情報リテラシー=大本営発表、公式情報なんかに騙されないぞクソ喰らえ
・消費リテラシー=日本で言う景表法や特商法、製造物責任法ぐらい楽勝でクリアできないような商品なんか買ってやるもんかこん畜生

ちなみに、生モノは当然として冷たいモノも極力口にしない食文化があるので、食品衛生法的なものに関しては割りと鷹揚らしいです。


進研ゼミのダイレクトマーケティングとアトリビューションマネージメント、
ときどきリードナーチャリング的な何か


「ん?

中国ネタで釣っておいて広告ネタかよヲイ!?」


はい。その通りです。

中国ネタは書き出すと長くなって有償の連載でもなければモチベーションが湧かないので機会があればまたじっくりと。

とは言え、この2つの分野がまとまった記事があるので二つほどご紹介。

きっかけは広告や口コミサイトから! 中国でトレンドを生み出す方法 - トレンド - 日経トレンディネット
中国における消費の中心となっているのは、トレンドに敏感な10代後半から30代のネットユーザーなのは間違いないが、ネットだけが広告合戦の場ではない。
中国の街並みを見れば分かるように、中国には個人経営のショップやレストラン、工場の連絡先を掲載した広告はあるものの、新宿や渋谷といった日本の都会によくあるイメージ広告は見かけない。中国の街中での広告と言えば、建物に掲げられる巨大広告か、バスや地下鉄構内や車内の交通広告ばかりだ。
なお、電脳街やアパレル街のように1つのジャンルに特化した地域の広告は、日系企業のデジカメの広告や、アパレルブランドの広告が中心。対して歩行者天国が目印の繁華街・中心街の広告は、老若男女を問わずあらゆる人が訪れるだけに、掲載された広告がトレンドになりやすい。
また、交通広告も、やはりあらゆる層の人々が利用するため、話題になりやすいようだ。同様の理由から、地下鉄駅構内にも多くの広告スペースが設けられている。
「ヲイヲイ、ガンガン広告してるじゃないか!」

ですから、広告しないと言っている訳ではなく、広告に書いてあることをむやみやたらと信用しないと言っているわけでございまして、少なくとも広告関連業界・職種の方は前記記事を全文読み込んでから本エントリーを読み進めていただくようお願いします。


もう一つ、たった今入ってきたネタがこちら、

中国、本の表紙4分の1を広告に フィールドプロモーションニュース
2012年3月より中国にて販売されている「わが子」の表紙は、4分の1ほどが広告で埋まっている。他国と同様に、中国でも出版業界の不況は続き、打開策を求める中、表紙に広告を載せる案があがった。
掲載される広告は、本の内容と何らかの共通点を持つ製品や企業のもので、通常版とは比べられないほどの売上を得ることができる。
「ヲイヲイ、日本ならあり得ないところまで広告出してるじゃないか!」

これに関してはきっと、紙の書籍が売れなくて有名と言われる中国(日本がムダに売れ過ぎという噂もあり)にあっても、ターゲティング=シンクロできないような人にまでムダにイメージ広告を垂れ流したりする情報リテラシーは持ち得ていないと解釈する方がストレスなさそうです。


なんて視点を持って日本のネットをウォッチしてると、次の記事に対する反応が滑稽に見えて仕方なくなるのであります。

メディア・パブ: 消費者はこれまでの広告を急に信頼しなくなってきた
次は、各広告カテゴリーの信頼度を、アジアと北米と欧州で比較したグラフである。世界平均と比較して、アジア人は広告を相対的に高く信頼しているのに対して、欧州人は厳しいく見ている。特に、TV、新聞、雑誌の伝統メディアの広告を信頼していないという結果になっている。
欧州と北米、ついでに日本のように成熟した消費市場と、新興国中心のアジアすなわち成長市場とを比較する定量調査の価値云々はまだいいとして、

「広告屋(あるいはマスメディア)オワタwww」

みたいな論調にすぐ傾いてしまうような情報リテラシーは残念でなりません。


そんな日本の状況はどんな感じなのかと探していたら、cciさんのサイトでリーマンショック後のリサーチ結果が公開されていました。

【PDF】インターネットユーザーにおけるテレビコマーシャルとインターネットバナー広告での純粋想起の広告効果に関する調査結果
~クロスメディア展開による、ユーザーの行動段階における態度変容の向上~
インターネットユーザーに対して純粋想起を高めようとする場合、バナー広告を軸にした展開が有効である。
ありがとうございます。
ここで私が訴えようとしているポジショントークを代弁していただいておりました。


そうなんです

本エントリーは、今年書いた下記エントリー2本から続く、ポジショントーク3部作だったのです。

商売とは信用を売ることであり、ブランディングとは信頼の証しである
名言チックに太字なう


その二.日本ほどテレビCMが効く国はない?|ラッキーはつむじ風
でね、先進国も新興国も見てきた御仁に言わせると、
日本ほど、テレビCMが効く国はないらしいんですのよ
欧州も北米も、さらには中国もことテレビCMに限っては一律に効かなくなってきて久しい今日この頃のようですが、先のcciさんのレポートの通り、『テレビCM+オンラインのバナー広告』みたいなアプローチが購買アクションに直結する日本というのはだいぶ特殊な市場なんだそうです。

だからこそ、SEO/SEMというラストクリックに依存せざるを得ない欧米先進国の猿真似ではなく、オフライン含めたアトリビューション・マネジメント(≠リードナーチャリング)で広告・キャンペーンのROIを高めていける余地が日本には大きくあるということになるんじゃないでしょうか?


再来週、月次開催されているEC業界の勉強会のテーマが『アトリビューション』なので、新しいネタを仕込んできたいと思います。


以下、予習ネタ


「新任ウェブ解析担当者のためのアトリビューション分析」に行ってきました - SEO村の徒然blog
個人的に印象的だったのが、
検索は人が興味をもった上でする行為なので刈り取り型になるということ。
刈り取り型なので費用対効果がよくて当たり前というお話です。
ラストクリック=お狩場だけでの戦いは、元々は空中戦だったネット上にありながら白兵戦のような血みどろの戦いになってしまっているんですね。


インターネット広告の効果測定について - ネット広告ガイド - Yahoo! JAPAN
「ダイレクトレスポンス効果」と「インプレッション効果」の両輪で俯瞰し、広告効果を精緻に検証することで、次のキャンペーンを行う際の成功への布石を打てるのではないでしょうか。
ラストクリックとアシストとも言い換えられそうな、グッときた結びコメントです。


テレビのアトリビューション アトリビューション Attribution Managementの情報サイト Attribution.jp
オンラインのアド・アトリビューションとオプティマイゼーション技術をオフラインのテレビ、ラジオ、プリントメディアのキャンペーンデータと結合できるようです。
これによって、広告主はオフラインチャネルがコンバージョンに与える様々なインパクトをトラックすることができるようになる、とのこと。
オフラインのコンバージョン=店頭・対面での購買もトラッキングできるようになる日を待ち望んでおります。

いや、むしろそこやりたいぞ!O2Oで


▼いきなり良記事を追記

CRMから新規顧客獲得としての広告を考える。 - 業界人間ベム
 DSPで日々の広告配信運用をしていると、TVスポットが入った時のCTRほかの効果が上がることを実感する。TVのパワーを最大限刈り取るには、TVで起きたプル(情報取得意向)を上手に手繰り寄せることが必要だ。それをしないと「もったいない」のだ。
もったないのだ!


アトリビューション 広告効果の考え方を根底から覆す新手法
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次世代コミュニケーションプランニング リスティング広告 プロの思考回路 (WEB PROFESSIONAL) リッスン・ファースト! ソーシャルリスニングの教科書 入門 ウェブ分析論 ―― アクセス解析を成果につなげるための新・基礎知識 増補改訂版 オウンドメディアマーケティング 顧客との関係を創造し、ビジネスを強化する自社メディア戦略



2012-04-01

次世代コミュニケーションプランニングを読み終えて「広告主は広告を打ちたいのではない。顧客と恋をしたいのだ。」というウソを思いついた #NxtGenCP

皆さん、エイプリルフールに便乗してますか?

「マーケティングとは、商品と生活者との恋ゴコロ関係管理」と位置付けることがたまにある私からすれば、「素敵だな」と感じた相手にお金をかけて=広告を打ってアプローチすることは“非モテ”の象徴と映るわけですが、世の中というのは圧倒的な量の非モテがいるからこそモテの優位性が際立つことも事実です。

ということで2012年の私なりの4月バカは、書籍の著者の意図・文脈を飛び越えた書評メモをしたためてみたいと思います。



まず読後に思ったことは、「今、提案中のクライアントに提示する参考書籍に含めなくてよかったなぁ」ということ。

本書籍が「次世代○○」シリーズである以上、

・日本の
・広告・広報代理店の
・“プランニング”領域の人とその関係者

といった読者ターゲット像なんでしょうから、ニッチで零細ながらも媒体=メディア側の人である私がギリギリのラインであり、そんな我々に「オファー」をくれる広告主にこの書籍を渡してみたとして、「で山ちゃん、俺に何して欲しいの?」って状態になることは想像に難くありません。


なんて、凝り固まった思考に囚われていたら次世代のコミュニケーションなんてプランニングできませんよ!


という書籍です。



次世代コミュニケーションプランニング次世代コミュニケーションプランニング
高広 伯彦

ソフトバンククリエイティブ  2012-03-30
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目次
■Chapter 1 「広告」を超える
■Chapter 2 「メディア」を発見する
■Chapter 3 「消費者」と会話する
■Chapter 4 「クチコミ」を再考する
■Chapter 5 「コンテクスト」を生み出す

▼本書の読み方 ~はじめに・P.005より~

さて、本書はどの章から読まれていいような構成になっている。頭から読む必要はまったくない。5つの章の中でタイトルが気になったところから読んでくれればよい。
とあったので、親切な私は目次を掲載しておいてあげました。(ウソです。SEO対策です)

さて、私は何章から読んだと思いますか?
現職からして、4章の「クチコミ」あるいは2章の「メディア」からだと思いました?

残念ながら常識人の私(ウソです。)は、著者の意図通りに1章から順番に読み進めました。


▼広告を打たずにできる商売がある ~「広告」を超える・P.010より~

この目黒の院長、見たところせいぜい40前の年齢なので、ネットに疎い世代というわけではなさそうだ。最近は無料のツールもあるし、さしてコストがかかるわけでもないのに、どうしてホームページの1つぐらい自前で作らないのか、私は治療を受けながら聞いてみた。すると、この院では、ホームページどころか、最初から広告みたいなものは全然やっていないのだという。なるほど、表に看板すら出していなかったのだった。
「いやあ、まったく広告とかやらずに、どこまで自分の腕だけでやれるか、試してみたかったんですよね。それで3年ぐらいやってたら、意外とやれる。ならば、もうそのままの状態でやれるところまでやってみようかと思って」と院長はいう。
ほら!これこそ“モテ”のあるべき姿じゃありませんか!?

そう考えると、究極の次世代コミュニケーションプランナーとは、コミュニケーションプランナーの仕事をなくしてしまうことなのかもしれませんが、

ご安心ください。

非モテの方が圧倒的に多いのです。(ウソです。そんなデータ、知りません。)


▼好きな人とお互いが身に着けているものを交換し合ったこと、ありますよね? ~「メディア」を発見する・P.051より~

おもしろい例示がある。ある社会学者がこのマクルーハンのいう「身体の拡張」をもじって、「身体の縮小」という概念を考えていた。
ティーンエイジャーのカップルが互いの持ちものを交換したとする。例えば彼氏の時計を彼女がする、彼女のボールペンを彼氏が使うなど、互いに密着して使うものを交換し合ったとき、ここに登場した「時計」や「ボールペン」は2人にとっては単なる「もの」ではないというのだ。
「時計」は彼女にとって「彼氏の身体の縮小したもの」であり、「ボールペン」は「彼女の身体の縮小したもの」であろ。つまり時計やボールペンはそれぞれ、彼氏=彼女をつなぐ「メディア」なのだ。
ここにキュン×2した人は“モテ”です。(ウソです。)

我々は「商品」を、顧客は「対価(お金・時間)」を、お互いに交換し合ってるんですよね?

単なるプレゼントではなく、“価値”を交換し合いましょう。


▼CGMとUGCの違い ~「クチコミ」を再考する・P131より~

ブログを中心に消費者が生み出す新しい潮流を日本では Consumer-Generated Media すなわち「消費者が生み出した“メディア”」といってきた。一方、欧米圏では一般的に User-Generated Content という。こうした言葉の使い方1つにも、消費者のクチコミを「メディア」としてとらえてしまう日本の現状が露呈しているのかもしれない。
クチコミが「売買」されることは日本に限らず欧米でも起きているのでしょうが、競争環境とか宗教観とかメディア観とか、特に欧米外資系やアジア市場で働く・取引する人たちは気を付けた方がいいところでしょうね。(ウソです。少なくとも私はそんなところで働いたことはありません。)


▼デ・マーケティングとはターゲティングにおける陰陽道である ~「コンテクスト」を生み出す・P.148より~

Googleの採用活動にしても、イタリアのバッグメーカーの例にしても、ディスコの黒服の件にしても、それらはある種の「フィルター」として機能している。
マスマーケティングが大きな投網をかけて、そこからふるいにかけていき、漏斗(ろうと)の中を水滴が落ちるように顧客を獲得していくという手法だとすると、「デ・マーケティング」は門戸を狭くして、欲しい顧客だけを集めていく戦術である。門戸が開かれるのは、コンテクストを共有できる顧客だけ。言い換えれば、その顧客と共有できるコンテクストをいかに構築できるかが重要な戦術となるのだ。
好きな人と交換したいものを、嫌いな人には絶対あげたりしないですよね?(ウソです。あげちゃった人に期待したものをもらえないから心の狭い私は人を嫌いになるのです)

実際に「あんた嫌いだからあげない!」ってするかどうかは別にして(そうされた方が喜ぶ人たちの市場があることも知っていますが)、「きっとあの人はこういうタイプの人は嫌いなんだわぁ」って類推してもらえるぐらいのブランド・コンテクストを構築できたら強いんでしょうね。


さて、これ以上引用メモすると出版社に怒られそうなのでここまでにしときますが、私の稚拙なウソで塗り固められた読書メモはお役に立ちそうでしょうか?

え?

何で3章だけ引用メモしなかったかって?

そこはほら、タイトルに掛かってるんですのよ奥様♪


消化不良な方々は、下記ブログの方がお役に立つかもしれません。


前項でも述べましたが、本書で紹介されているたくさんの抽象概念やメソッドは、その多くが「過去 0現在」と「これからあるべき姿」の対で描かれています。そして、「過去 0現在」の分析は広告業界を渡り歩いてきた著者の実体験に基づいているため、ある程度のリアリティがあります(一人称なので客観性はないですが、著者のキャリア自体が珍しいと思うので、差し引いてもそれなりの有用性はあるでしょう)。
直人氏と高広氏が初対面した日のことを思うと涙が出ます。(ウソです)


「世の中には2種類の広告マン/広告ウーマンがいる。『次世代コミュニケーションプランニング』が “読める” 人間と “読めない” 人間である。」
感想は人それぞれ。それも全ては読んでからの話ということで。
ちょっと身内感が強すぎて苦笑してしまいましたが、まさか共同で↓Amazonキャンペーンとかやってないですよね?ww



2012-03-24

スマートフォンに熱狂する人たちを冷ややかに見つめるケータイユーザーにそれでもスマホを売る方法

皆さん、お彼岸のお墓参りは済ませられましたか?

うちのお墓は桜の名所でもある霊園なので桜の咲くころに行こうと思いつつ、今週は西日本出張で鹿児島~博多~大阪~名古屋と行脚してきましたので思考訓練的に備忘メモ。

JR大阪駅のエスカレーター
知る人ぞ知る的な東京圏とは逆の左側通行です。


そして、今回の出張中の移動中に目視してみた携帯電話ユーザーのざっくりテキトーな比率です。(スマートフォン:ケータイ)

■鹿児島(1:9)

■博多(1:7)

■大阪(1:3)

■名古屋(1:7)

■品川(1:1.5)


平日の日中、JR主要駅のコンコースという条件付きではありますが、皆さんの体感と比べるといかがでしょう?

普及理論(イノベーター理論)やプロダクトライフサイクルといった観点からみると、

・成熟期から衰退期に入ろうとするケータイ
・導入期から成長期に入ろうとするスマートフォン

という、プロダクトの交代期にあたるのが2012年というイマではないでしょうか?


で、えてしてこういうタイミングでは、「新しいものに熱狂する人たち」と「それを冷ややかに見る人たち」というマスコミが好きそうな対立構図が生まれ、でも実はそこには「そんなことどうでもいい人たち」が垣間見えてきて面白いんですね。

どうでもいい=別に今のケータイを変える必要を感じていない人たちでしょう。


そこで、この85%のケータイユーザーを量の多そうな順に細分化してみて、スマホを売る側の課題を洗い出してみる。

1.変える必要を感じていない人たち【未来客】
プロダクトの交代期におけるボリュームゾーンだと思われつつ、いわゆる「検索」してくれない人たちですからリスティング広告ではリーチできないと。

2.変えたいと感じている人たち【顕在見込み客】
勝手に情報収集・来店してくれるだろうに、すぐこのゾーンを広告のターゲットにしちゃってますよね?なのに、広告ROIとかって話しが出ても意味不明なんですけど。

3.冷ややかに見る人たち【潜在見込み客】
問題はここだと思うんです。せっかく認知してくれた上での態度なのに、ここに介入すると面倒そうってことで放置しがちじゃありませんか?
前項1.な人たちを動かせる材料はこのゾーンから見出せる「宝の山」だと思うんですけどねぇ。


エスカレーターに例えれば、大阪では左側通行な人たちも東京に来れば空気を読んで右側通行になるじゃないですか?

かつて、広告やセールスプロモーションを“企画”する時は「2.顕在見込み客」ではなく「3.潜在見込み客」とのコミュニケーションを考えろって教わったものですが、最近そんな話しが出る機会がまずないことを不思議に思いつつ、もし死語的な話しになってしまっているのならば誰かご指摘くださいな。


あと、プロダクトライフサイクルとか知らずに日本のネットのバズ・ワードである「キャズム」がどうたらこうたら言ってオジサンたちにいじめられてる若者は、森行夫さんによるこちらの書籍を一読されることをお薦めしておきます。




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明日のコミュニケーション 「関与する生活者」に愛される方法 (アスキー新書) 急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫 ク 2-1) 明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) 新ソーシャルメディア完全読本 フェイスブック、グルーポン・・・これからの向きあい方 (アスキー新書) コンセプトメイキング 変化の時代の発想法



2012-03-10

SEM・リスティング広告の初級者が陥りやすい「費用対効果」のワナ(追記あり)

今週お会いした某社の方からお聞きした失敗事例といいますか、リスティング広告(その方はPPC広告と称していたけど)の初級者がきっと高い確率で陥るであろ失敗事例について、現職のミッション=媒体営業のポジショントークとして備忘メモ。

こちらのエントリーから再掲


やはり、広告出稿という“企画”の入り口でズレてしまうんじゃないかと思うわけです。



費用を減らして効果を増やしたい経営者が陥るワナ



ちょうど目を通したばかりの下記コラムで典型的なケースが紹介されていたのでご紹介。

【コラム】エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (151) 常時採用が目印!? 「リスティング広告認定代理店という0.2」 | 経営 | マイナビニュース

都内でエステサロンを経営するIさんの下に「ネットで検索」したと電話がかかってきたのは、寒さが忍び寄ってきた昨年の11月初旬です。
「広告費を半分にして露出を倍にします」
Iさんは検索結果に連動して表示されるリスティング広告を利用しており、毎月の費用が30万円を超えていました。東日本大震災以降、客足が遠のき、コスト削減を考えていた矢先ということもあり飛びつきました。
詳細は不明ですが、

「費用を半分にして露出を倍にします!」

という話しをリスティング広告に当てはめれば、

「インプレッション数は倍に増やせますが、クリック数は半分になります!(キリッ」

ってことですよね?

もしそれが本当なら、この広告代理店は頭の不自由な方々の集団ということになってしまいますが。。。



感無量です。


2社連続でキャッシュフローに苦労した私としても、中堅中小・零細個人事業の経営者の方々がこのセールストークに飛びつく気持ちはよくわかります。




インプレッション数(検索回数×広告表示率) × クリック率 × コンバージョン率



これがリスティング広告の初心者が学ぶ成果評価の公式だと思うのですが、クリック課金のリスティング広告で「費用を半分に」ということは「中間成果であるクリック数を半分に」ということになってしまいます。

では一体、広告出稿の目的だったはずの「コンバージョン数を増やしたい」に応える最終成果はどこにいってしまったのでしょう?


コラム中でも宮脇氏が何度か言及している通り、この広告代理店が、なぜノウハウを持っていると自称するリスティング広告だけで集客できずにテレアポを(きっと延々と)繰り返さなければならないのかと言えば、持っているのが「成果を減らすノウハウ」だってことになってしまいます。


もしそれが本当なら、この広告代理店は頭の不自由な方々の集団ということになってしまいますが。(リフレイン)


多くの企業ではP/L・損益計算書の販売費として広告宣伝費や販売促進費を位置付けていると思いますが、開発・生産部門ではないマーケターからすれば広告宣伝費は投資であり、販売促進費が費用であるはずです。

だって広告は、一人ひとりのスタッフが声をはりあげて叫ぶ範囲をはるかに超えて「広く知らせる」ことなんですよ奥さん!

だから日本であれば、予算さえあればテレビに出稿したいんですよね?

親・兄弟・親戚にも自慢できますもんね。「テレビでCMやってる会社にいるんだ」って。


でも、誰にも(せめて10万人に)認知されていない製品・サービスをテレビで知らせようとしても、そりゃ奥さん、ちょっと無理ってもんですよ。

テレビと比べて検索で多少は絞り込まれるにせよ、ネットだってそこは変わりません。

誰にも(せめて10万人に)認知されていない製品・サービスを検索結果に表示されるリスティング広告で売ろうと思っても、最適化された検索ワードと広告文でクリックまではもっていけてガッツリ作ったランディングページに誘導できたとしても、不審と不安の壁を突破できないからやすやすとはコンバージョンしてくれないですよ。



商売とは信用を売ることであり、ブランディングとは信頼の証しである



不審と不安の壁を突破するために必要なのが信用であり、みんなまずは「無料のお試し」など壁を突破するドアオープナー商品を用意するんですよね?

そして時々、クチコミによってその壁を突破できてしまうラッキーもあります。
( → ほらきたポジショントーク!)

そしてさらに信用を得ていくためにネット広告でできることがあります。

それは、ターゲットがよく利用するサイトにバナー広告を出し続けることです。
( → やっぱりきたポジショントーク!)

ただしこれは、コンテンツターゲティングとしてディスプレイ広告を出稿すればばいいって話しではないです。

競合が御社より高い単価で出稿したら御社のバナーは表示されないんですから、広告枠自体を確保しないと価値は半減・下手すりゃゼロになってしまうわけです。


なすべきことは、


「このロゴマーク、見たことがある。」(テレビ広告じゃないよ、バナー広告だよ)


「この商品名、聞いたことがある。」(クチコミじゃないよ、バナー広告だよ)


という状態を創ることであり、ターゲットのマインドシェアを高めておきつつ、興味が喚起され、さらに検索された時の押さえとしてリスティング広告という受け皿を用意しておくのではないでしょうか?


そして、昨日参加したソーシャルメディアサミット2012でスケダチの高広氏も述べられていましたが、「PR → PR → 広告 → PR → 広告あるいはソーシャル」といったように時間軸とチャネルを組合せつつ、TPOに合わせたコミュニケーションシナリオを設計・検証・改善していけるとベストなんだと思います。

▼2012-03-12追記:イベントのまとめ記事を発見

SOCIAL MEDIA SUMMIT 2012 ソーシャルとマスは補完関係, 目的を明確に話題が広がるように設計 - Digital Life
広告の認知度は受け取る側の興味に左右されるため、PRでネタ作りしてからマス広告を行い、さらにPRを行うという手法がある

なので、「リスティング広告しかやっちゃいけない人」は不幸だと思う



蛇足っぽいですが、初級者だけでなく中級車や上級者にもワナは仕掛けられているということでご紹介。

リスティング広告担当者の離職率は何故高いのか? | SEM-LABO

リスティング広告はターゲットを洗い出すこと、キーワードを洗い出すこと、配信先を探すこと、運用をすること、それぞれの作業に意味があります。それらは「何のため?」に作業をしているのかを今一度立ち止まって考える必要があるのかもしれません。
その為には作業を横断的に区切るのではなく、限りなく一気通貫に近い状態に持っていくこと、それらによる小さな成功体験の積み重ねがモチベーション維持、はたまた、向上心を育てるのではないかと思います。

広告・販促予算を持った経験はありますが、リスティング広告に配分された予算の中だけでトライ&エラーしなきゃいけない状況って、きっと辛いんでしょうね。

最後にもう一つ


卒園式から学んだ顧客の記憶に残る感動の作り方*ホームページを作る人のネタ帳

有名な例え話だが、車の無い時代に、顧客はもっと馬力があって、早く走れる「馬」が欲しいというのは当然のことだ。誰もこの時点で「車が欲しい」という答えを出す人は居ない。
自身が顧客になって、その場所でどのような感動を得られるのか、その製品でどのような感動を得られるのかを考える事が、最終的に顧客の価値を見出すことになるんじゃないだろうか。

じゃないだろうか


▼2012-03-26追記

アトリビューション分科会すべてに参加して思う"今"と"これから" | SEM-LABO
リスティング広告は”刈取り型”だけではなく、配信形態やキーワードの種類によって異なる役割を持っています。とはいえですね、この話って専門でリスティング広告に取り組んでいる人間でも理解して取り組んでいる場合はそんなに多くないことが現状なので、仮に100歩譲って”刈取り型”と一緒くたにした場合でも、”刈取り型”を本当に最適化できれば、アトリビューションなんかに取り組まなくてももっとインパクトのある成果を上げることは可能なはずです。

認知経路という提供者発想からコンタクト機会という受け手発想にならないといけない。。。


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