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2012-02-28

論理的思考のできる人が成果を出せないワケ

一つ前のエントリの書き出し "例えば求人広告であれば、"論理的思考のできる方"を要件にあげている会社は「きっと情弱だらけなんだろうなぁ」" について、解説希望のメッセをいただいたので私見を述べさせていただくと。


他意はなく「ネタ」フォルダに保存してあっただけの画像に対して失礼ではありますが、要はこういうことなんだと思います。

論理的思考の罠

お時間ある方は↑こんなキーワードでグーグル先生に聞いてみてください。


同じく一つ前のエントリーで引用リンクした記事の別の部分を引用して再掲します。

この連載の第2回で「スキルとセンスの違い」を強調しました。スキルとは、ITを使えるとか、英会話ができるとか、財務諸表を読める(会計のスキル)とか、現在企業価値を計算できる(ファイナンスのスキル)、法律の知識がある、プレゼンテーション・スライドをつくるのが上手とか、あげていけばきりがないのですが、そういうことです。担当者の仕事のレベルであれば、このようなそれぞれの専門分野でのスキルで勝負できます。
しかし、経営者としてものを言うのは、スキルよりも圧倒的にセンスです。優れた経営者に好き嫌いがはっきりしている人が多いのも、好き嫌いが経営の「センス」や「直観」の鋭さと密接な関係にあるからだと思います。
スキルとセンスの決定的な違いは、スキルがひとつの物差しの上で「どのレベルに達しているのか」という量の多寡の問題(英語力でいえばTOEICが何点とか)であるのに対して、センスは千差万別だということです。センスのよさを測るひとつの物差しはありません。人によって好き嫌いが異なるように、センスの方向性も人によって様々です。
ただし、センスのない人とある人で厳然とした違いがある。「誰も説明できない。しかし、見る人が見ればすぐにそれとわかるのがスタイルだ」という名言がありますが、ここでいう「スタイル」を「センス」に置き換えても、同じことがいえるでしょう。

リンク先、ちゃんと全文読みました?

読んでないですよね?

そう予測して、適当に図を描いてみたので同じように読み流してください。


その昔、コンサルティング・プロセスについて学んだ時に「あるあるシリーズ」で思いついたネタです。

問題解決だけでなく障害対応なんかでも、デキない人って入口から間違ってることが多いよなぁって。。。

一方のデキる人は、後付けだろうが何だろうが入口からスマートな感じ。



何度でも言いますが、英検4級なのでロジカルとラショナルの語彙の違いとかわかりません。

ただ日本語的に、「論理的だけど合理的ではない」という事象をいくつも見てきた経験・体験を図示してみただけです。


先の引用記事は、「センスの有無は好き・嫌いから」ということと理解したわけですが、何かことにあたる時に何らかの仮説を持てることとも言い換えられるんじゃないかと思うわけです。


しいて例えるなら、こういったライフハック系のネタにいいね!するような人で「センスのある人」を見る機会は少ないです。

「デキる人は、普通の人と何が違うのか?」をまとめてみました。

何されてる方かは存じ上げませんが、まとめる作業ではなく他にやることありそうな気がします。


以上、思考まとめエントリーでした。

2012-01-29

不祥事を起こす企業組織に足りないのは“意識”ではなく“文化”ではないか?(追記あり)

東京・都心では寒風吹きすさぶ日曜日となった本日、ちょっとしたご縁のある企業で行われた『不祥事対策研修』なるものに潜入させていただきました。

我が身のことは棚に上げての感想は。。。

この企業は、きっとまた同じような不祥事を起こしてしまうのだろうなぁ


問題意識としては、以前書いた『失敗するプロジェクトの多くは『戦略』と『戦術』とが整合していないのではないか?』と同様のレイヤーギャップなんですが、


そんなこと他人のお前に言われたくないわ!

と、私も思いますし、そんな私にできることは

人の振り見て我が振り直せ

だと思うのでブログにメモっておこうと考えた次第です。


不祥事を起こす企業組織に足りないのは“意識”ではなく“文化”ではないか?

このタイトルで表した通りのことでして、

意識を高める

とか、

経営理念を浸透させる(なかったそうなので作ろうとすることはよいと思います)

とか、

賢人たちが結果として心の拠り所にしていたところだけを切り出して、イマを生きる人たちに説教たれるだけで満足してしまうんですね。


意識って何だ?

理念って何だ?

神って何だ?仏ってなんだ?精神って何だ?


そうやって疑問を持ち帰ってくれたらこの手の研修にはそれなりの価値があったことになるのでしょうが、

それで本当に不祥事は起きなくなるのか?

ってとこまで掘り下げて疑問を持てる人はほとんど皆無なはずなんです。


ここでコーチング論を語るにも、既にサザエさんがはじまってしまった日曜の夜でもありますので、最近ブクマしておいた関連記事を引用させていただいて、もし続編を書く気が起きたら補足しようと思います。(そういうやっつけ仕事が不祥事を生むんだ!)


DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー・ブログ » モチベーションを高める「進捗の法則」

リーダーにとって、「部下の意欲を高めること」は昔もいまも変わらぬ課題として挙げられます。課題解決に有効な手段として浮かぶのは、「適正な評価」「明確な目標設定」「インセンティブの付与」などでしょう。そのほか、「対人関係の支援」「仕事の進捗の支援」などもあります。ところで、これらのうち、もっとも効果が高いのはどれだと思いますか。
ハーバード・ビジネス・スクール 教授 テレサ M. アマビールらの調査によると、マネジャーが掲げた答えには、「評価」「目標」「インセンティブ」などが多く、一方で「仕事の進捗の支援」を挙げる人が少なかったといいます。この結果に対して、アマビール教授らは「マネジャーの多くは勘違いしている」と指摘します。教授らは15年以上もの間、知的労働者の生産性に関する研究に取り組み、社員の本音を調査した結果、その行動にもっとも大きな影響を及ぼすのは「社員が日々の進捗を感じること」という結論(これが論文のタイトルの「進捗の法則」になります)に至りました。


あの研修とビジョン構築のコンサルティング(?)を請け負っていらっしゃった先生が、このような論文なりに目を通しておいでであることを衷心よりお祈り申し上げつつ、ちょうど今、前職に続いて現職でもビジョン構築のステップに携わってしまっているので、ジャストインタイムな反面教師に感謝しきりでございます。


2012-01-30追記:不祥事を防止できる大事な要素を漏らしてました。

イシムラヒロノブBLOG 顧客満足の背景

■ブランディングって何だ?
自分の理解としては
「企業が顧客にソリューションできる事、体験させられる事、この範囲を明確に示せている状態」
だと思っています。

でも、言葉にするのはまだまだ簡単な話しで、そこに至るまでに大事な事は色々とあるわけで。

特に飲食業出身としては、サービス業としてのブランディングについて「スターバックス」や「ディズニーランド」はとても勉強になります。
何故この2社なのか、というと、ブランディングにはインナーブランディングが大事であると考えているからです。
この2社に所属する従業員が提供するサービスの質の高さに相乗的にコンテンツが加わり、顧客は感動する。
そして「また来たい」と思う。
簡単に言うと、これもブランディングです。

イシムラさん、グッドタイミングでありがとう!
言い方を変えれば、インターナル・マーケティングですね。


もう一つ、EC業界の勉強会で『ゲーミフィケーション』について討議中なんですが、講師の方の最新ブログ記事も刺さりました。

なぜディズニーは9割がバイトでも最高の顧客満足度を維持できるのか?
前置きが長くなりましたが、「ディズニー」における人材マネージメントの基本はフィードバックを速く、量を多く、目に見える形にすることにあるのだと思います。これが、ディズニーの9割がバイトでも最高の顧客満足度を維持できる秘密の一つではないでしょうか。

2011-12-16

コンサルティングを委託する際の選定ポイント


スケダチ/高広伯彦さんのブログでこんなお題が出ていました。

広告主企業側として、ソーシャルメディアコンサルタントやソーシャルメディアマーケターを雇うときの選定項目の中に特に入れておいたほうが良い項目は、
「コミュニティの運営経験がある」
「メールマガジンの運営経験がある」
の2つです。

まずはぜひ前記ブログからリンクされているFacebookウォールのコメントでご意見表明してきてください。

その上で私見をば…



『雇う』を『委託する』と解釈した私のコメントと補足です。

スクリプトというか問答集というか、仮説検証型のコミュニケーション履歴を体系化したアウトプットとして残し、「文化」の醸成に寄与してくれる人がいいですね
12月12日 12:23

これは何もソーシャルメディアマーケティング(=ソーシャライズドプロモーション)に限ったものではなく、『コンサルティング』なるものを依頼する時の共通基準にしているんですが、

・どんなアウトプットが出るのか
・そのアウトプットから得られた指針は自社のプロセスに落とし込めるか

といった観点で選定します。


当然ながらこの2つはコンサルティングというレイヤーで委託する際の基準でして、キャンペーンのような『オペレーション』を委託する場合には1つ目のアウトプット自体やゴール設定も我々自身が想定できていなければいけないわけで、そのゴールが描けない時に、あるいはそこに第三者の知見を盛り込みたい時にコンサルティングを委託することが前提です。

また、コンサルティングの委託対象分野における『実績』なるものは優先順位を下げるようにしてまして、他社あるいは過去の『実績』の優先度を高くするのはオペレーションを委託する時にしています。

・知見があるからアウトプットのサンプルも提示できる
・過去の実績に囚われないから自社にとってイノベーティブなコンサルティングを受けられる


こんな基準を持っていると、

“カウンターセールスのような『アドバイザー』がスーツ着てるだけみたいな『コンサルタント』”

に、オペレーションやディレクションだけを委託してしまうという失敗は防止できるんじゃないでしょうか?


2011-12-16:いきなり追記

『マーケティング』や『ブランディング』分野のコンサルティングを委託する際のヒントに

高広伯彦氏の手書きメモから、ソーシャルな「コンテクスト・プランニング」の方法論を探る in the looop 直人

2011-10-15

【転載】IT業界とコンサルティング業界が成熟期から衰退期に入ったと思ったらEC業界が草刈り場に

※ブログ開設前のFacebookノートからの転載です。



ライフサイクルで見ると業界が立ちあがってから30年を越えれば衰退期に入っていてもおかしくないのでお若い方はご安心のほどを。

もちろん、個別の製品カテゴリーではなく"業界"のことですから、カテゴリーであったり個々の企業にとっては個別のライフサイクルを重ね合わせて見られるとよいでしょう。

ではなぜ、衰退期に入った業界がよりによってEC市場などに転がり落ちてくるのでしょう?

>>>>>>リアル  ネット
第一次産業  済    無
第二次産業  済    済(EDIとかエクストラネットとか、ITで"効率化"する領域)
第三次産業  済    未 ← 魚売ろうが便器売ろうがEC市場はここ

結論から言えば『自社にとって未開拓で、かつプラス成長してる(ように見える)市場』ってことなんでしょうけれども、市場を構成しているプレイヤーの多く=ターゲットは中小零細・個人事業者なので、そもそも不得意というか捨てていたセグメントなのに「今さらそこやらんでもいいだろう」と思う次第です。

その苦手な市場から得られるプロフィットでは組織を維持していくことさえできないことはわかった上での特攻・自爆テロなんだとは思いますけど、だったらあそことかあの辺りとか、貴殿らの強みが活かせるところが穴だらけであることにもう一度目を向けてほしいなと考える今日この頃であります。


以下、蛇足

Windows95の登場によってホワイトカラーへのパソコン配布が進み、ドットコムバブルとテレホーダイによって家庭でのインターネット利用も普及、さらにiモードをはじめとするガラケーによって生産年齢人口を上回る人々がインターネットを利用できるようになったニッポン。

そんな業界の成長・成熟期が自分自身のライフサイクルにおける成長期に合致したのは幸福以外の何物でもないと感謝しております。

であるが故に、共に闘ってきた人たちが無理して未開拓の原野で草刈りさせられてる様を見るのは忍びないですし、本気でやるならそれなりに新しい旗印を考えて欲しいものだと期待せずに願っておりますごきげんよう。