2012-08-04

#o2o 新興webサービスが課金モデルでマネタイズするには「営業組織」が必須なのだろうか?

O2O(Online to Offiline)、ついに“あの人”も言及するようになってしまいましたね。((((;゜Д゜)))

吉例によってバズワード化してしまい、「またアメリカ大好きなネット住民が新しいオモチャを見つけてきたの?」って結末になるのはとても困るのですが、多分今回は彼らによって浪費されるだけのバズワードにならないと思っています。


なぜなら、私が注目しているからです。




ではなく、

旅の窓口(1996年~)やぐるなび(1996年~)などが我が国のネット黎明期から存在し、2005年頃の3Gケータイ普及期には「これからはモバイル・マーケティング!」、「365日24時間接点を持ち続けるラスト30cmメディアだ!」などと声高に叫ばれていた“古くて新しいコトバ”であり、ここ1年程度のスマートフォンの普及によって改めて注目されているだけだという安心感があります。


ただ、主にアメリカから入ってくるweb2.0的な新興サービスにとっては、ガラケー先進国・日本の歴史が参入障壁になってしまう状況になっています。

例えば“あの人”も注目していた4sq。

【書評+α】「フォースクエア位置情報の威力」から応用するO2Oプロモーション施策 | The Startup
私自身、フォースクエアに対しては「チェックインした情報をシェアして何が面白いのだ」とUXの初期段階で離脱した懐疑的なユーザーの一人でした。(この初期段階で離脱してる日本人は少なくないと思うのですが)今更ではありますがこの本を読んでやった理解できました。O2Oにおける画期的なサービスなのですね。
フォースクエアは国内では「ゲーミフィケーション」の先駆的な事例として紹介されることがあり、「バッジ」や「メイヤー」など、フォースクエアの上辺の機能をなぞって自社サービスにくっつけようとするプロデューサーは少なくないかと思います。これらの機能はあくまで「店舗からのインセンティブや店舗とのエンゲージメント」 というオフラインまでいってこそ完結するストーリーとなります。オフラインでのユーザー体験が、これほどまでにフォースクエアが爆発した大きな要因であり、こうした設計を踏まえない上でバッジとかやっても効果は限定的でしょう。
私は懲りずにチェックインし続けているマイノリティですが、「なぜこんなにも店舗側のモチベーションが低いのか?」というモヤモヤがようやく晴れました。
営業クラウドソーシングとしてのエバンジェリストの存在
私の知る限りではフォースクエアほどエバンジェリストマーケティングの上手いスタートアップはないと思います。厳密にいうとフォースクエアは「アンバサダー」制度を設けています。
本書のP23に明記がありますが、ユーザーがフォースクエアのサイトから「アンバサダー」申請をし、承認されるとフォースクエアから公認アンバサダー名刺が来るそうです。このカードを使ってアンバサダーは自分が利用する店舗に「フォースクエアやろうよ!」とか「メイヤーの俺に特典を!」とかのコミュニケーションを取るわけです。フォースクエア社内に営業チームはないらしく、アンバサダーやエバンジェリストなどの熱狂的なファンがベニューを開拓してくれているとのこと。
そっか!
セールス・レップ(メーカーの販売代理店としてではなく需要家・消費者にとっての購買代理人)というビジネスが成立するアメリカならではの制度・モデルだったのだと。

営業担当を呼び付けてサービスや価格について説明させ、「提案力がない」などと難癖つけて暇潰しすることがスタンダードになっている日本の店舗事業者からすると、営業が説明しに来ないwebサービスなんて怪しくって利用できないってことになってしまうんでしょうね。

そりゃ、リクルート系や光通信系が強くなりますわw

と思ったらこんな記事

O2O成功のカギは現場を熟知することから オンとオフを行ったり来たり ROI恵島良太郎氏【湯川】 : TechWave
ではO2Oで成功しているところがあるかというと、だれもがすぐに思い浮かぶような成功例はまだない。そんな中、確実に成功を収めているのが株式会社ROIの各サービスだ。何が成功の秘訣なのか。それを解明するのには、各サービスを詳しく説明するより、同社代表取締役の恵島良太郎氏の経歴を見たほうがいい。同氏は自分自身の仕事の領域をインターネット関連と限定することなく、オフラインのオンラインを行ったり来たりすることでオン・オフの両方のビジネスで成功している。

ということで、バブル期に外食・レジャー産業の周辺で青春を謳歌した経験を活かして営業頑張ります。