2011-12-31

あまりにもインパクトが大きすぎた2011年

自身にとっては2010年から2年続けて、とてもとてもインパクトの大きな年になりました。



2011-03-11 16:39頃
セミナー会場の渋谷から五反田まで帰社する途中に立ち寄った恵比寿駅



被災地やその関係の方々から見れば私などはとても恵まれた状況にあることは重々承知の上で吐露してしまうと、実は今でも、3月11日から計画停電が落ち着くぐらいまでの間のことを思い出すと胸が痛くなります。

今年何度目かで当時のツイートまとめを読み返してみましたが、恥ずかしながら頓珍漢な状態にあったことを痛感します。


今は何よりも、多くの人に支えられ家族6人が無事に暮らしていられることに感謝します。

カレンダーの日付が大晦日に変わり、明日には年も変わりますが、お陰様で家族と共に新年を迎えることができます。

ありがとうございました。




2011-12-17

一橋大学グローバルマーケティングコンソーシアムのワークショップに行ってきた

一橋大学と博報堂による産学共同プロジェクト、『一橋大学グローバルマーケティングコンソーシアム』のワークショップに参加してきました。




実際のワークショップは、『新興国マーケティング:シミュレーションゲーム』と題してざっくり下記のような要領で行いました。

・参加者3名ずつが1チーム(計3チーム)となり
・日本のスマートフォン・メーカーのCEO/マーケティング/エンジニアに任命
・中国の富裕層/ホワイトカラー/自営業者というターゲットに対して
・初年度予算という制約の中で商品・価格・宣伝企画を練り上げてプレゼン大会
・一橋や博報堂のオブザーバーが消費者役となって『買いたいブランド』に投票することで業績評価


このシミュレーションゲーム、一橋のMBAでは海外からの留学生も参加してガッツリ5年に渡る期間で業績競争を繰り広げたところ戦略の違いや業績の浮沈もはっきりするなど、なかなか興味深い結果になったようです。

今回のワークショップでは評価期間は1年だけ、企画検討に与えられたのは30分という短い時間で各チームのCEOによるプレゼン大会に臨みました。※ちなみに私はエンジニア(商品企画)です。

結果、残念ながら我がチームは圧倒的なトップから大差のついた2位に終わりましたが、CEOおよびマーケティングを担っていただいたパートナーのお二人が女性ということもあってか、普段のオジサン・マーケティングとは異なったアプローチで取り組むことができました。


まとめるなら、シミュレーションの手法や企画の中身自体がどうこうよりも、このようなワークショップの運営方法は自分たちが主催するセミナーやオフ会でも活用できそうだなってことになるでしょうか。

コンソーシアムの活動については細かく公開されてはいませんので、ご興味お持ちになった方は下記サイトから事務局にコンタクトしてみてください。


一橋大学|グローバルマーケティングコンソーシアム

このコンソーシアムでは、新興国でのマーケティング活動を実務支援している博報堂を共同研究パートナーとして招き、マーケティング組織シミュレーションの開発実験を通じたケーススタディにも着手しています。

今週はもう1件、明治大学の大石教授が主宰する『グローバルマーケティング研究会』の忘年会があったのですが参加叶わず。

講演の様子は常連の徳永さんがブログにアップしてくれていますので、次回参加した時に詳細教えていただこうと思います。

現在世界でおきている非常に早い変化を
世界の様々な事例に精通された上での
グローバル・マーケティングの理論化
非常に聴き応えのある内容でした
変な言い方になるかもしれませんが
今回の大石教授のご報告
少しの違和感もなく没頭して聞くことが出来ました
イノベーション Innovation
イノベーションを(技術)革新と訳したところから
日本での過ちが始まっている(大石)
全く同感です
英語のイノベーションがどういうふうに使われているか?
私が前勤務先、アメックスで実感として感じていたのは
あなたはイノベーティブでない、
もっとイノベーティブになりなさい、と言われると
変化してない、変化に対応していない
と言ったくらいの軽い意味のことが多かった
この『イノベーション』のところをtumblrにQuote投稿したら、300件ぐらいリブログされててビックリしたのでもう寝ますw

2011-12-16

コンサルティングを委託する際の選定ポイント


スケダチ/高広伯彦さんのブログでこんなお題が出ていました。

広告主企業側として、ソーシャルメディアコンサルタントやソーシャルメディアマーケターを雇うときの選定項目の中に特に入れておいたほうが良い項目は、
「コミュニティの運営経験がある」
「メールマガジンの運営経験がある」
の2つです。

まずはぜひ前記ブログからリンクされているFacebookウォールのコメントでご意見表明してきてください。

その上で私見をば…



『雇う』を『委託する』と解釈した私のコメントと補足です。

スクリプトというか問答集というか、仮説検証型のコミュニケーション履歴を体系化したアウトプットとして残し、「文化」の醸成に寄与してくれる人がいいですね
12月12日 12:23

これは何もソーシャルメディアマーケティング(=ソーシャライズドプロモーション)に限ったものではなく、『コンサルティング』なるものを依頼する時の共通基準にしているんですが、

・どんなアウトプットが出るのか
・そのアウトプットから得られた指針は自社のプロセスに落とし込めるか

といった観点で選定します。


当然ながらこの2つはコンサルティングというレイヤーで委託する際の基準でして、キャンペーンのような『オペレーション』を委託する場合には1つ目のアウトプット自体やゴール設定も我々自身が想定できていなければいけないわけで、そのゴールが描けない時に、あるいはそこに第三者の知見を盛り込みたい時にコンサルティングを委託することが前提です。

また、コンサルティングの委託対象分野における『実績』なるものは優先順位を下げるようにしてまして、他社あるいは過去の『実績』の優先度を高くするのはオペレーションを委託する時にしています。

・知見があるからアウトプットのサンプルも提示できる
・過去の実績に囚われないから自社にとってイノベーティブなコンサルティングを受けられる


こんな基準を持っていると、

“カウンターセールスのような『アドバイザー』がスーツ着てるだけみたいな『コンサルタント』”

に、オペレーションやディレクションだけを委託してしまうという失敗は防止できるんじゃないでしょうか?


2011-12-16:いきなり追記

『マーケティング』や『ブランディング』分野のコンサルティングを委託する際のヒントに

高広伯彦氏の手書きメモから、ソーシャルな「コンテクスト・プランニング」の方法論を探る in the looop 直人

2011-12-06

2011-11 @tyama1965 的社会科見学


毎月・毎年とは限りませんがライフログとして。。



2011-11-01

JITセーフ。Xi(LTE)もおk (@ アカデミーヒルズ 49階 w/ 4 others)  http://mb4sq.jp/u8oVsT
posted at 19:03:28

加藤氏の早口っぷりは北京訛りだろうかw RT @china_ec: #academyhills 加藤嘉一×竹中平蔵が日本と中国のこれからを激論!> 2人目の方の質問が意見表明になってしまい時間終了。お疲れ様でした
posted at 20:45:05




2011-11-02

第2回『黒ツイートの会 ~直箸じゃなければ鍋じゃない!~』 > foursquare :: Takashi @ 水の都 銀座店
会場に向かう前の有楽町界隈


2011-11-05



2011-11-12



2011-11-19

ガラガラだったフレッシュひたち


2011-11-24



2011-11-28




さて、12月・師走はどんな月に?

ネット上の詐欺師たちが奪っていくものはお金ではない

インターネットが生んだスパムの一種である彼らが奪っていくものは、多くの場合金銭ではない。

我々が持つ思い込みや勘違いをつけ狙い、ちょっとしたテキスト・ライティングのテクニックを使ってまずは『時間』を奪っていく。



そこまでならまだよい。

ウェブはバカと暇人のもの』と言われるぐらいだから、暇つぶし程度の時間を浪費することは大した問題ではない。

しかし、彼らが奪っていくものが時間だけでなく我々の『思考の余裕』である場合、そう遠くない将来に深刻な問題を引き起こす要因になることがある。

確証バイアスによって彼らのコンテンツに引き寄せられた我々はいとも簡単に彼らの術中にはまってしまい、『いいね!』ボタンをポチッてしてしまうのだ。

そして、一度その蟻地獄に陥ると、あとはもう近視眼によって盲目になっていくだけである。

。。。


なんつって、どうも最近デマッター界隈で香ばしいネタが散見されるので、前回のエントリーで提起した『手軽に入手できる情報は疑え』って話しを違う側面から眺めてみた次第です。


お隣りの中国では悪質なデマやスパムは罰せられるようですからスパマーさんもご注意あれ。

ネット上でデマを広める者は法にのっとり処罰--人民網日本語版--人民日報
 国家インターネット情報弁公室ネットニュース宣伝局によると、最近ネット上に流れた「新疆ウイグル自治区出身のHIV感染者が食べ物に血液を混ぜて人々をウイルスに感染させている」との情報について、関係当局はデマであることを確認。デマをでっち上げ、広めた者複数を法にのっとり治安拘留に処した。


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2011-11-26

「日本のTwitter/Facebook利用者数が1000万超え!?」や「mixi利用者数が大幅減!?」の拡散に見る情報リテラシーの課題(追記あり)

つくづくコワさを痛感しました。

「利用者数」というコトバの独り歩きについて。


明日も早いので、たいしてソースを掘り返すこともせずに感じていることだけログっておきます。

結論というか提言

  • mixiは、広告主や株主向けの前に、登録者向けにアカウント数等を開示した方がよい。
  • ネットレイティングス社は、視聴率データの「利用者数」という表記を改めた方がよい。
  • われわれ情報の受け手は、データを鵜呑みにしない情報リテラシーを磨き続けた方がよい。

mixiは、広告主や株主向けの前に、登録者向けにアカウント数等を開示した方がよい。


よりによってこのリリースはないでしょう?残念です。

当社としましては、現在、このような誤解を与える解釈、報道等が生じる調査を行ったニールセン・ネットレイティングス社に対して、公式説明を求めております。
ヲイヲイ

誤解を与えることのない正しい情報を開示していないことを棚に上げたまま、IR主導できっちりとリーガル・チェックされたリリースとお見受けしましたが、パッと見は毅然としているように見せているものの、かえって心証を悪くしてしまっていませんか?

例えばこのリリースが、「当社としましては、毎月こちら(リンク)で開示している通り『利用者数の大幅減』については確認できておりません。(キリッ」という状況を作っておきさえすればいいわけで、そうすれば『誤解を与える』ことも起きなかったんじゃないでしょうか?


ネットレイティングス社は、視聴率データの「利用者数」という表記を改めた方がよい。


キュレーターごっこしてきた私が最初に違和感を持った発端はネットレイティングス社のリリースではありませんでしたが。。


米国の本体が英語でどう表記していようとも誤った解釈を生まないような日本語の表記に改めることが、日本市場で法人化された事業者の存在意義ではないでしょうか?

ほとんどのネットユーザーは、アクセスログ解析の専門用語など知らないわけですから。

つまり、ネットレイティングスの推測値は、「アクセス数」であり、普通にいう、登録者=利用者人数ではない、ということです。逆に言えば、Facebookのトップページみたけど、登録しないで帰りましたという人のほうが多いと言うことです。
↑こちらのブログからもリンク・引用された上で誤解が広まってしまってますけど、
↓斉藤さん、やっぱミス・リードしてると思いますよ。


情報が盛りだくさんな上に「利用者数」とか「訪問者数」とか表記がごちゃ混ぜになってしまっているので、誤解した素人さんが脊髄反射して拡散しちゃう発信源になってると言われても致し方なしかもしれませんね。


われわれ情報の受け手は、データを鵜呑みにしない情報リテラシーを磨き続けた方がよい。


そもそも、『ソーシャルメディアの第一人者』と呼ばれる斉藤さんのデータに「PV」があること自体に大きな違和感がありましたので、データ加工の労力には敬意を表しつつも最近はシリーズ記事に「いいね!」しなくなってたことを告白しておきます:-P

というように、、、

産経新聞の広告コピーではないですが、『手軽に入手できる情報は疑え』ってことを我が子らに伝え続けていくようにします。

2011-11-14

SMM:ソーシャルメディアマーケティングというよりSP:ソーシャライズドプロモーションの方がしっくりくる

EC業界に参画して得られた知見は『○○○○○○を辞めました』にまとめた通りですが、一方で捉え方の違いが明らかになったのが『マーケティング』というマジックワードの定義というかスコープ=対象範囲でして、私の捉え方はこれです。

売れる仕組みづくり=マーケティングのスコープは、

< ブランディング × セールスプロモーション × マーチャンダイジング >


日本語であれば、

< 認知・集客 × 販売促進・営業推進 × 商品企画 >


<集客力>や<販売力>の前提となる<商品力>までカバーしてこそ、マーケティング戦略・戦術を立案・実行・改善していけると考える次第です。


以前、講演した時のスライドをベースに図解するとこんな感じ



で今回は、そんな疑問の一端を表した下記ツイートをやや釣り気味のタイトルにしてみました。



2010/11/04 07:43:44
大抵の施策はソーシャルメディアマーケティングというよりソーシャライズドプロモーションの方がしっくりくる

生活者のマスメディア離れ(笑)が進み、可処分時間のシェアがモバイルを含めたインターネットにシフトしていく中でTwitterやFacebookなどのソーシャルネットワーキングツールが広まって以降、マーケティングに関しては素人同然のSEO業者・ネット専業代理店や一部のWeb制作会社あたりが

「【拡散希望】これからはソーシャルメディアマーケティングです!!!!」

といって売り込みを強めています。

当然そこでは『商品力』などお構いなし。。。
ランディングページから逆引きしてCVRまでカバーしてくれればまだマシで、せいぜいが自分たちの収益に直結するCTR・クリック数止まりだったりするわけで、そんな彼らが「とりあえず認知を広げましょう」と言って『フォロワー』を増やしたり『いいね!』してもらうことが目的化したキャンペーンが「流行ってる」と喧伝される状況を懸念しています。

これは決して余計なお世話ではなく、「流行ってるようだからお前もやれ」って言われることを恐れてます。。

例えばこんな『成功(?)事例』。。。

そのFbアプリのアクティブユーザーは?「TOKUGAWA15判定」で検証してみた:芝辻幹也のグダるブログ:ITmedia オルタナティブ・ブログ
最近診断系のアプリを活用し、短期間で数十万人ものファンを獲得したFacebookページが登場した。

「お江戸、いいね!~ I Like! EDO」だ。

なんと2011年11月13日現在で27万人以上のファンの獲得に成功している。

言葉尻に突っ込むのもアレですが、獲得したのはファンでも顧客でもなく『いいね!』ですよね?


まあ、コトバアソビと言われればそれまでですし、私が携わってきたBtoB=法人営業の場合もできあがった商品=製品・サービスを売り込むことにフォーカスして組織設計されており、前記の図であれば[メッセージ]部分の活動が主体でして、[コンバージョン]に至るステップはSFAなどのITツールで商談・案件を管理しながらセールス部隊が担うこととなり、その前段階としてセールス・リード=見込み案件を発掘・在庫化することが成果評価の対象にもなっていました。

ただやはり、顧客の獲得だけでなく維持・拡大という事業ゴールは共有していましたから、中国向けECモールのサービスを設計したり、創立以来手が付けられていなかったサポート体制を立ち上げたり、PM・ディレクターの業務プロセスを明文化したりといったような『商品力の強化』も平行して担ってきました。

また、他の業種・業態であっても、「マーチャンダイジングは“モノづくり”だからそれは開発・生産あるいは仕入部門のお仕事であって販売部門のミッションには含まれません。」という組織が多いことも確かでしょう。

しかし、“モノづくり”を生産部門だけに押し付けていては『モノが売れない時代』に生き残っていけないことは各所で危惧されていることであり、アップルやサムスンのように『モノ(マーケティングやデザイン)+つくり(テクノロジーやエンジニアリング)』という市場の近くで強い商品を生み出す体制が志向されているのではないでしょうか?

そして何より、ここまでこだわっている最大の根拠はこれです。

一体誰が、4P(Product、Price、Place、Promotion)に責任を持っているのか?

広告・販促代理店やPRエージェンシーなど、著名な『マーケター』は商品を持っている事業会社ではなくエージェントに所属している方が目立ちます。

ところが、エージェント/アソシエイトの多くは4PにおけるPromotionの部分しか担ってくれないケースが多く、どんなに優秀なコンセプターやクリエイターをアサインしようとも、「商品に強みがなかった」とか「価格競争力がなかった」といったエクスキューズが残りがちです。

「だったらそこまでカバーしてよ!」という丸投げは最悪ですし、ビジネスパートナーとしてタッグを組むエージェンシーにこのエクスキューズが生じない状況をつくることが事業会社における『マーケター』のミッションではないでしょうか?


最後にもう一つ同様のツイートと参考記事を紹介して問題意識と課題のまとめとしておきます。


2011/11/10 13:54:25
マーケティングを広報・広告・販促と捉えているデジタルマーケター> ネット部門の成果を最大化しても、マーケティングは成立しない http://t.co/MaWFG6yf

「ネット部門の成果を最大化しても、マーケティングは成立しない」─マーケティング・プロフェッショナルズ (1/3):MarkeZine(マーケジン)
青葉――デジタル領域は部署内だけで盛り上がりがちとのことですが、どうして部内だけになってしまうのでしょうか。そして、デジタルマーケッターはどのように対処していくべきなのでしょうか?

佐藤:単純に、デジタルマーケティングが面白すぎるからでしょうね。反応もすぐ取れますし。ただ、細かい技術にのめりこむのではなく、一連のマーケティングにおいてデジタルがどういうインパクトを与えていて、そこでの成果をではどこへつなげるのか、そういう視点を持てると仕事の幅も広がってくるはずです。

青葉さんの新連載、私が取り上げていただけるようになるまで続けてくださいww


日経Bizアカデミー:第5回 スタバ、ナイキ、ユニクロやベネッセなど、顧客と新次元のコラボレーションに取り組む理由とは
従来的な定義としてのマーケティングが、「顧客を創造する」活動を意味するとすれば、ソーシャル時代のマーケティングは、「顧客とともに創造する」ことが重要なキーワードになりつつあるのだ。

診断・検定系キャンペーンで集める『いいね!』や『フォロワー』を、本当の『ファン』に変えていくシナリオと仕掛けがあればいいんだと思います。


2011-11-15追記
企業サイトにゲーミフィケーションを取り入れる:事例とポイント
他社製品とサムスン製品の購入で迷っているときに、ゲーミフィケーションの仕組みがサムスン製品購入の動機になるでしょうか。もう少しで貯まったポイントがレベルアップにつながり、レベルが上がることによる特典(プレゼント、割引など)が魅力的であれば、購入を後押しする可能性があります。

検討の結果としてサムスンの製品を買った人は、購入後にまたサイトに戻って製品登録、レビュー投稿などに参加してくれる可能性があります。一度購入したユーザーをサイトに呼び戻し、ユーザー参加型のコンテンツに投稿してもうらことに成功したとすれば、ゲーミフィケーションの効果は高いといえるでしょう。


以上、異論・反論大歓迎ですが、できれば私がバイブルにしているベストセラー書籍を携えながら議論を深められると嬉しいです。(ここでポチってくれれば尚可w)

図解 実戦マーケティング戦略
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2011-11-12

#weibo からも Google+、Facebook、twitter など複数のソーシャルメディアに同時投稿できる Publish Sync


複数のソーシャルネットワーキングツールにマルチポストする際の注意点
ツール間でフォロー関係が被っている友人・知人・フォロワーがいる場合、彼ら彼女らからしてみれば「twitter見てもFacebook見ても同じ投稿してるじゃん!」といった不満を生んでしまうリスクがある点は注意した方がよいでしょう。

とは言え、多くの人に「シェアしたい」「知らせたい」情報を見つけたのに1ヶ所=1つのツールだけでシェアしても「あの日あの時あの場所で君に出逢えなかったら僕の見つけた情報を君は見知らぬままになる♪」という哀しい結果に陥りがちですし、だからと言ってそれぞれのツールに個別にアクセスして地道に投稿し続けて骨が折れる(腱鞘炎になる)のもアレです。

ということで今回は、そんなにわかキュレーターさんがワンソース・マルチユースを簡単に実現できるツールを紹介しておきます。

Publish sync for google+ & facebook



Publish Sync が便利なところ
▼IE、Firefox、Chromなどメジャーなブラウザのプラグイン/アドオンとしてインストールすれば使えます。
投稿に使うブラウザでPublish Syncのサイトにアクセスして[Install]し、マルチポストするツールを選んでアカウントを認証・設定すれば設定完了です。
TwitterやFacebookなどのマルチアカウントを管理するHootsuiteSeesmicなどの重いツールを使わずに済むところが気に入ってまして、私の場合は Google Chrom にインストールして使っています。

▼FacebookやGoogle+では公開範囲を選ぶことができ、FacebookではFacebookページやグループにも投稿できます。
Facebookの個人ウォールでは「公開」「友達まで」「友達の友達まで」、Google+では「公開」ないしは個々のサークルが選べます。

▼私の場合は主に中国版ツイッター:新浪微博からFacebook・Google+・Twitterにシェアしています。
その理由は日本語ニュースの投稿でコミュニケーションできる方がどれぐらいいるか?というテスト目的だったりしますが、リンク先の短縮URLは中国からブロックされている「bit.ly」ではなく「j.mp」を使うように配慮だけはしています。

Publish Sync が残念なところ
▼FacebookではFacebookページだけに投稿したいのに個人ウォールにも投稿されてしまう?
Facebookページやグループも投稿先として選べるのはよいのですが、個人ウォールへの投稿も必須になってしまっているようで双方のフォロワーにとってはウザいポストになってしまっています。ごめんなさい。(設定次第なのであればご教示いただければ幸いなり)

▼新浪微博はマルチポストの起点になれるが他のツールからの投稿先にはならない。
きっと投稿APIが用意されていないんでしょうね。

▼投稿先のFacebookやGoogle+ではサムネイルは表示されない。
目立つ=クリックされやすいという点から残念です。


もし設定方法で悩んでしまった方は各所のブログで紹介されていますのでご参考ください。

Twitter&Facebook&Google+に同時投稿ができるChrome拡張機能「Publish Sync」 | けんけん.com


最後に、「マルチポストはウザい!」って言われることを承知でこんなツールを使っている理由は過去記事に残しています。

1年後にユーザー数が最も多いソーシャルメディアはどれ? @tyama1965の見解(追記あり)
●日本国内における有力ソーシャルメディア、Facebook、mixi、Twitter。企業のマーケティングにおいては永続的なアカウントを「すべてで作るべき」でしょうか、「選択すべき」でしょうか。また、その理由を教えてください。
1.すべてで作るべき 1人
2.選択すべき 3人
3.必ずしもソーシャルメディアのアカウントは必要ない 3人

この3サービスであれば、1.すべてで作るべき です。

などと言いつつ、Publish Syncはmixiには対応していないんですが、mixiページとLinkedInはTwitterの投稿をポストするようにしていますので何とか稼動だけはしています。:-P

2011-11-02

2011-10 @tyama1965 的社会科見学

毎月・毎年とは限りませんがライフログとして。。


2011-10-01

foursquare :: Takashi @ 桶川小学校

運動会、風は強いけど薄曇りで観戦は楽チン


2011-10-06

第46回グローバル・マーケティング研究会「JTのグローバル・ブランド戦略」
2011/10/06 20:05:09
#gumaken 大石先生の至言出ました。> 『多角化とグローバル化は共存できない』 #t http://t.co/OTAYYTeR




2011-10-10

2011/10/10 11:06:55
今日は亡き両親の結婚記念日。結婚当初=東京オリンピック前に「体育の日」は祝日ではなかったものの、私の誕生後の1966年から祝日に。ということで父の一周忌の法事に向かいます
foursquare :: Takashi @ 新宿中村屋 本店
遅刻なう


2011-10-12

foursquare :: Takashi @ 竹内眼科クリニック
検診なう。待合室満席

2011/10/12 19:15:12
秘密オフ会スタート (@ ナラCON) [pic]: http://t.co/jvLeuPAv http://t.co/Br5E9UG8


2011-10-13

foursquare :: Takashi @ 都営新宿線 小川町駅 (S07)
セミ担終了
2011/10/13 18:15:49
クールダウン (@ カフェ・ベローチェ 新御茶ノ水店) http://t.co/2JlemVcf


2011-10-19

2011/10/19 14:20:00
女性だらけの演劇鑑賞なう #TAMAMO って、舞台観るのは幼なじみの芝居以来だからほぼ30年振りかw (@ 日本橋劇場) http://t.co/76eN5Mkc

2011/10/19 14:31:09
こちらにお邪魔しています> 「玉藻前~TAMAMO~」とは? http://t.co/3HlHUaRq #TAMAMO

foursquare :: Takashi @ なんなん


2011-10-21

2011/10/21 15:48:55
#docomo 冬モデル内覧会なう (@ 新宿NSビル w/ 5 others) http://t.co/Qk9Eoqxu


2011-10-26

2011/10/26 14:53:35
昨日開設した個人ブログに4uu。。7uu越えたら1本目行きます♪ http://t.co/D2ISxiEf

2011/10/26 15:28:25
去年は来られなかった #adtech_tokyo Social CRM Forum だけw (@ ザ・プリンス パークタワー東京 (The Prince Park Tower Tokyo) w/ 20 others) http://t.co/ewYrXtSI


2011-10-27

2011/10/27 13:03:41
竹橋・如水会館なう> 新興国で求められるマーケティング力とは?~GCOE「日本企業のマーケティング力」研究2011~|一橋大学シンポジウム http://t.co/NRFgkZw9 #GCOE


2011-10-28

2011/10/28 20:12:15
Converslon Meetup Vol.1 なう #cvmeeting (@ 株式会社 VOYAGE GROUP w/ 5 others) http://t.co/C4RkVhjN

2011-11-01

失敗するプロジェクトの多くは『戦略』と『戦術』が整合していないのではないか?(追記あり)

本日、とある方とメッセンジャーでやりとりしていた時のサマリーです。

日本に限らず海外でも、パッケージベンダーで本当のPMを任せられるとこってあり得ないので、大手SIerが入る場合は戦略レイヤーでビジネスゴールを握って巻き取るのが王道なんでしょうけど、そのレベルの人材が日本のSIerにはいないもんだから、クライアント含めてみんなで戦術・戦法で炎上してしまう件
※一部改変ご容赦

話題としてはITプロジェクトが題材でしたが、これがセールスプロモーションであればSIerは広告代理店に、パッケージベンダーは制作会社に置き換えられるでしょう。

どちらも取組んでいるのはプロジェクトです。




プロジェクトとは


プロジェクトは『期限の利益=納期』と『経済的な利益=かけられるコストと期待する効果』という制約がある中で採り得る戦術・戦法を駆使して目的を達しなければなりません。

では、ここで駆使される戦術の上位にはどのような戦略があったのでしょう?

年度や中・長期のプランやビジョンがまずあって、その実現を確かなものにするための事業戦略やマーケティング戦略があるはずです。

私が見てきた失敗プロジェクトの多くはそのようなプランあるいは戦略という『価値判断の基準』が関係者に明示・共有されていないものでした。

RFPには『ビジネスパートナーとして共に取組んでいただきたい。』といったキレイ事が書いてあったりするのですが、肝心のビジネスゴールをクライアントさえも理解できていなかったりするのですから戦術・戦法の段階で価値判断の基準はブレブレになり、要件・要望が肥大・拡散して納期もコストもオーバーし、また一つ失敗プロジェクトのでき上がりとなるわけです。

では、どうすれば戦略と戦術を整合させてプロジェクトを成功に導くことができるのでしょうか?

・クライアントはRFPにビジネスゴール(戦略レイヤー)とプロジェクトゴール(戦術レイヤー)を明記する。
・SIerやエージェンシーはその記載がなければコンペから降りる、ないしは明記するのに要する期間を提案に追加する。
・「そんな必要も時間もない」ということであれば、見積った範囲を逸脱するタスクを追加しない条件で受注する。

とまあ、いかにもな机上の空論ではありますが、杓子定規にこの通りにせずともセールスやPM・ディレクターにあたる人材がこのような受注ポリシーを共有できていればこれに近い形で受注できるようになるはずです。

「いや、そもそも戦略がないんだ。」


問題はここです。

「やりたいことは決まっているんだけど、なぜそれをやらなければならないのかがハッキリしていないんだ。」

本当に問題です。

そのような方には楠木建先生の書籍を紹介しておきます。

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)楠木 建

東洋経済新報社 2010-04-23
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「いきなり書籍はハードルが高い!」という方は、最近のコラムで身も蓋もないことを書かれているのでよろしければどうぞ。

『ストーリーとしての競争戦略』への批判について思うこと
 まずはスキルとセンスを区別して考える必要があるというのが僕の見解です。アナリシス(分析)とシンセシス(総合)との対比でいえば、スキルというのはアナリシス的発想が前提にあります。個別の担当分野での担当者としての専門能力を磨くという話です。ファイナンスのスキルとか会計のスキルとか法務のスキルとかプレゼンテーション・スキルとか、そうしたものが必要になる。

 しかし、戦略の本質はシンセシスですから、スキルばかりを鍛えても、いい経営者を育てることはできません。ひどいことになると、「担当者の仕事」しかできない経営者、「代表取締役担当者」がでてくるという成り行きです。こうやったらセンスがつくという標準的な手法はない。センスは他者が「育てる」ものではありません。当事者がセンスある人に「育つ」のです。

他にも『戦略思考』のケーススタディのような記事がありましたのでリンクしておきます。

なぜ、結婚に後悔が集中するのか? 一生を左右する決断を間違える本当の理由
藤原:人間って、制約がないと、実は本当の意味で自由になれないんですよ。あるいは、自分の気持ちだけでは自由な判断ができない。

お辞儀と名刺交換で物は売れない 新興国で日本が苦戦する本当の理由
 ではなぜ、日本企業は、欧米企業や韓国企業と違って、意思決定のスピードが遅いのか。その原因の1つは、「日本流・超真面目コンプライアンス」にありそうだ。


うんうん、失敗しているのは我々の業界だけではないんだ!。。。

2011-11-01追記:PM・ディレクターに加え、広告やWeb制作業界ではプロデューサーとも呼ばれますね。
プロデューサー総会|渋谷ではたらく社長のアメブロ
当社におけるプロデューサーの定義は、
プロダクト(製品)の責任者であり、
その評価は厳然たる成果主義である
としました。

JD・ジョブディスクリプション、なかったんですね。。。

2011-10-30

1年後にユーザー数が最も多いソーシャルメディアはどれ? @tyama1965の見解(追記あり)

以前、日経BP社のネットマーケティング業界誌「日経デジタルマーケティング」のサイトにあったアンケートに回答&ツイートしたことがありましたが、購読者向けに集計結果がダウンロードできるようになっていましたのでリンクしておきます。

【データダウンロード】「ソーシャルメディア活用に関する意識調査(企業編)」全集計結果

回答がなかなか集まらずに苦労していたアンケートページはこちら

そんな日経デジマに『1年後にユーザー数が最も多いソーシャルメディアはどれ? 識者7人の見解』という記事があったので、せっかくですから私の見解を記録しておきます。



前提

設問のあちこちに曖昧さというかシナリオの稚拙さが垣間見える構成なので、私の見解では「日本の消費市場におけるナショナルブランドがリレーションシップマーケティングを展開するにあたって、設問で示されているオンライン・チャネルをどう位置づけるか?」という前提を明らかにしておきます。
※言い換えれば、外資系グローバルブランドや中小企業および産業財市場は含まず、また、「マーケティング」の範囲としてはPRやアクィジション目的のセールスプロモーションだけでなくリテンションやR&Dまで視野に入れます。
※各サービスのユーザー数は、SEO的なノイズを含むユニークユーザー数=サイトへのアクセス数ではなく、登録アカウント数=会員数ベースで評価します。
※トリプルメディアとしての活用方法は、Owned media(自社サイト)以外の Paid media(広告)と Earned media(UGC)に加えて、各サービスに開設する公式アカウント/公式ページも対象とします。

tyama1965の見解


●企業におけるマーケティング活用の面で、Facebook、Google+、mixi、Twitterのどれに最も注目していますか。また、その理由を教えてください。

1.Facebook 3人
2.Google+ 2人
3. mixi 1人
4.Twitter 0人
5.どれも注目していない 1人

4.Twitter です。
決して天の邪鬼なのではなく、私が見ている狭い範囲での率直な感触です。
2009年の夏頃から電車の中でもちらほらと耳にするようになったTwitterですが、何よりもタレント・芸人アカウントが増えてきたことでテレビのバラエティ番組でも言及されるシーンが目に付くようになってきました。
特に、以前は消極的と見られていた Paid media としてのサービスが強化されはじめたことは「注目」に値すると思います。

フォローやリツイートごとに課金も ツイッター、日本で新広告サービス | AdverTimes(アドタイ)

2011-10-31追記:これは興味深い
リンクの位置よってTwitterのCTRが変わる、という調査 - the Public Returns - 続・広報の視点

なお、今回は外した英語など日本語圏以外のターゲットを持つブランドなのであれば当然 Facebook に「注目」しています。
※ただし、中国やベトナムなどアクセス規制されている国は別w

●来年9月の時点で、日本国内でのユニークユーザー数が一番多いのは、Facebook、Google+、mixi、Twitterのどれだと思いますか。また、その理由を教えてください。

1.Facebook 3人
2.Google+ 0人
3. mixi 1人
4.Twitter 2人
5.分からない 1人

会員数ベースで 4.Twitter です。
理由は前項の通りで、強敵 mixi を抜けるか否かですね。
SNSとしての Facebook や Google+ にとって、アカウント数・2,000万のハードルは相当高いと見ています。

●日本国内における有力ソーシャルメディア、Facebook、mixi、Twitter。企業のマーケティングにおいては永続的なアカウントを「すべてで作るべき」でしょうか、「選択すべき」でしょうか。また、その理由を教えてください。

1.すべてで作るべき 1人
2.選択すべき 3人
3.必ずしもソーシャルメディアのアカウントは必要ない 3人

この3サービスであれば、1.すべてで作るべき です。
ナショナルブランドが、
ソーシャルメディアを、
マーケティングに、
活用する。
のであれば、見込み客や既存客あるいは評判に対するコンタクトチャネルは制限すべきではないと考えます。
ただし、PRやセールスプロモーションなど個別の職制としての利用に留まるのであれば「2.選択すべき」でもよいでしょう。

●企業はマーケティングにおいてソーシャルメディアをもっと有効活用すべきだと思いますか。また、その理由を教えてください。

1.以前はそう思っていたが、今はそう思わない 0人
2.以前はそう思わなかったが、今はそう思う 0人
3.以前も今もそう思っている 6人
4.以前も今もそう思わない 1人
5.分からない 0人

3.以前も今もそう思っている です。
そもそも、リレーションシップマーケティングなんてこと考えていなければこのエントリーも書いていなかったでしょうし。

●マーケティングにおけるソーシャルメディア活用は、今後さらに重要性を増すと思いますか。また、その理由を教えてください。

1.増す 6人
2.今と同じくらい 1人
3.減る 0人
4.分からない 0人

1.増す です。
使っていない人にはその価値がまったくわからないのがソーシャルメディアであり、また、ある程度は価値が解っている人であっても短期的な収益貢献も計画できるかと問われればトライ&エラーにならざるをえないでしょう。

ただ、成熟市場の日本において消費者・生活者との接触を増やすことが目標化されているブランドであれば、ここであげられたような各種のソーシャルメディアに参加だけはしておいて、コミュニティの一員として認めてもらえる状態を作っておくことが得策ではないでしょうか?

まとめ

一口にナショナルブランドといっても商材によってターゲットは異なるでしょうから、「どのサービスに注目するか?」という設問は「ブランドのターゲットはどのサービスに最も多く参加しているか?あるいはいないのか?」と言い換えた方がいいでしょうね。

いずれにしても、1年後に日経デジマが存続していて、今回の記事を検証してくれることを心から祈っております。


最近言及した「ソーシャルメディア」関連の情報


明日のマーケティング: クチコミのROIを明確にする方法。でも、ソーシャルメディア・マーケティングで一番効果をもたらすのは?
クチコミといっても、若者相手の映画やファッションのキャンペーンで、(ときによって)成功する、いわゆる伝染性のバイラル・マーケティング(Viral Marketing)は含みません。もう少し地道な(?)クチコミのことです。すでに自分たちの商品・サービスを購買している既存客に友人を紹介してもらうという方法で、ダイレクトマーケティングで昔から使われていたメンバー・ゲット・メンバー(Member-get-Menber)をソーシャルメディアを利用して実現します。

女性ブロガーの2割が「ソーシャルメディアで苦い経験」~Ameba調査 -INTERNET Watch
経験者におけるトラブルの種類(複数回答)で最も多かったのは、「友人関係のトラブル」で646人、次いで「恋愛トラブル」の441人、「仕事関係のトラブル」の155人。

2011-10-29

#TPP 問題が自由貿易への賛否にすり替えられてしまっている件(追記あり)

経済は一流だが、政治は三流

以前、中国・ECフォーラムで配信したニュースにもあった海外メディアのコメントです。

一方で世界には、経済は三流だが政治は一流という国がいくつかあることも想像に難くないところであり、この評価自体も自嘲的にスルーされやすく国内でも共通認識になってしまいましたね。(それはそれで民度的にはまずいと思いつつ)




しかし、今回のTPP問題については日本の経済を二流に陥れるリスクが高いものと捉えています。

環太平洋戦略的経済連携協定 - Wikipedia
環太平洋戦略的経済連携協定(かんたいへいようせんりゃくてきけいざいれんけいきょうてい、TPP、Trans-Pacific Partnership、またはTrans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)は、加盟国の間で工業品、農業品を含む全品目の関税を撤廃し、政府調達(国や自治体による公共事業や物品・サービスの購入など)、知的財産権、労働規制、金融、医療サービスなどにおけるすべての非関税障壁を撤廃し自由化する協定[1][2]。2006年5月にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国が域外への経済的影響力を向上させることを戦略的な目的として発効し、運用している。
(中略)
TPPの発足時の目的は、「小国同士の戦略的提携によってマーケットにおけるプレゼンスを上げること」であった[4][5]。
2006年5月に4か国加盟で発効した経済連携協定であったが、2010年10月よりアメリカ主導の下に急速に推し進められることとなり、TPPの転換点と見られ加盟国・交渉国間で協議を行い2011年のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)までの妥結を目標にしている[6]。

こちらは「TPP亡国論」の著者による解説ですが、ざっくり理解するにはわかりやすいと思います。(13分程度)


自身も深くは理解できていないのアレですが、マスコミで展開されている「TPPで自由貿易推進」という表面的かつエモーショナルな論点には大きな落とし穴があるように思えてなりません。

アジアの視点がなければ、あるいは3.11の東日本大震災がなければ、このような疑問を持つことはなかったかもしれませんが、以下2つの疑問に対して納得・合意できそうな情報を探しているものの今のところ見つかっておらずという状況です。

・なぜアメリカは、リーマンショック後になってTPPに参入してきたのか?

・日本の国益にとって、貿易促進の優先度が高いのは本当にアメリカをはじめとするTPP参加国なのか?


なんにせよ、せっかく一流の地位にある日本の経済を、二流・三流に落ち込ませるようなことだけはないようにお願いしておきます。


以下蛇足ですが、先日mixiのコミュニティにコメントしてきたので転載しておきます。

自身としては、「TPPに反対」というより「中国・ASEANでの個別FTA/EPAを最優先」を支持する立場です。

おかしな官僚用語の一つに「成長戦略」がありますが、そもそもの経済成長戦略(=マーケティング戦略)において『どの地域・国』をターゲットにし、『何を売り込むのか』という方針・戦略に関する議論がまったく表に出てこないので論点が定まらないんですよね。

例えば、自動車や精密機械の「組立て」は市場の近く=海外移転したから、日本に残る「基幹部品」を「北米市場」にもっと売りたいということであればTPPないしは米国とのFTA/EPAでもよいのでしょうけど、下記記事でも紹介されている中野氏の言うように米国がさらなるドル安・円高を仕掛けてくるなら関税撤廃はいとも簡単に相殺されてしまうということですね。

そもそも論として、まず経済成長戦略には目標設定が必要だと思ってまして、

例えば、『日本の一人あたりGDPを2020年までにトップ10まで引き上げる(現時点の為替レートで)』

のような具体的な目標を我々が共有することが大事だと考えています。

その上で、どこに、何を売りたいのかというターゲットの選択肢がTPP(=ほぼ北米)や中国・ASEAN各国(アジア)とのFTA/EPAだとすれば、地政学的にも成長率的にもアジアだと考えます。

また、経済だけでなく安全保障面からも議論を、というコメントがありましたが、

・政治は経済に依存する

・国家が国民の幸福な生活を担保するには経済合理性が不可欠で、法律も外交も安全保障もその手段である

という教えを受けていますので、経済のアプローチの次のステップに食糧を含めた安全保障を位置付けつつ、米国の対中包囲網的な性格を持つTPPは、経済面・安全保障面でも優先度が低いと考えています。

【参考】中野剛志(京大准教授)の、TPP解説・批判がわかりやすすぎる! ~日本がTPPで輸出を拡大できない理由~

【参考】国の国内総生産順リスト (一人当り為替レート) - Wikipedia


うーん。真剣に海外脱出を考えないとダメなのかなぁ~


2011-10-31追記:思ったより拮抗してる
TPP「参加を」45%、反対上回る 本社世論調査  :日本経済新聞
 TPPへの参加を巡っては「どちらともいえない」「いえない・わからない」が合わせて23%あり、態度を決めかねている様子もうかがえる。TPP参加への慎重論が強い自民党でも支持者の44%が参加を容認し、反対の34%を上回った。民主党支持層では賛成49%、反対34%だった。

2011-11-06追記:相当気合の入ったまとめ記事です
TPPは全世界で反対されている、自由貿易ではなく公正貿易が必要 - GIGAZINE
TPPについて、賛成とか反対とかは問題ではなく、実は問題となっているのはただ一点、「今から交渉する余地は本当にまだ残されているのか」という点のみです。「今からTPPというのを作るけど、参加する?」と誘いを受けているのであれば、交渉に参加するか否かというのが問題になります。ところが既に交渉が開始されており、しかも当初の予定では既に交渉の中身自体を終えるスケジュールになっているにもかかわらず、終盤になって途中から「交渉に参加するか否か」を問題にするのは論外です。

2011-10-28

○○○○○○を辞めました(追記あり)

上場企業や著名企業を退職して新しいフィールドに歩を進めた一部ブロガーたちの間でブームらしいのが『○○○を辞めました』シリーズ。
※ご興味ある方は[を辞めました]でググってみてください。

2011-11-06追記:まとまってましたw
「退職しました。」系エントリーに学びが多い件

当ブログを開設して「1本目の記事テーマ募集」とつぶやいてみたら、案の定というかブーメラン・ネタとしてリクエストが入ってしまいました。

地球と飛行機 - 写真素材
(c) @yume写真素材 PIXTA


ただ、私の場合はまだまだやりたかったことがてんこ盛りという途上で生じた「事業売却」というイベントがトリガーなので、新しいフィールドでやりたいことだとかそのための準備などもしていなかったわけですからオモシロ・ネタなど書きようもないので先にごめんなさいしておきます。


以下、正式には10月末日付けでの退職ではありますが、現職で学んだことや得られたことなどを3つにまとめて振り返っておきます。

1.広告モデルから物販モデルへの回帰を目の当たりに
2.中国・アジア経済圏から日本の強みと弱みを見る視点
3.業界活動やアライアンス推進の面白さと重要さ



■広告モデルから物販モデルへの回帰を目の当たりにさせていただきました。


2008年9月のリーマン・ショック直後から丸3年間勤めた現職ではEC・ネット通販システムという単一プロダクトを提供していました。

インターネットベンチャーにおける広告モデルのスタートアップが軒並み頓挫し、アプリやゲームなどの課金モデルに移行する中、物販モデルへの回帰あるいは一般事業会社による参入・進化が加速した期間でもありました。

そんな流れを感じて、創業時から空白だった企業ミッションとして『IT・インターネットを活用した“流通革新”への貢献』(言い換えればECサイト構築パッケージ&サービスの提供)を2009年に定義し、事業ビジョン・ゴールとして『アジアNo.1のECサイト構築ベンダー』なども明文化しました。


■中国・アジア経済圏から日本の強みと弱みを見る視点が得られました。


事業のゴール設定は本当に悩みましたが、韓国のプロダクトを日本に持ち込んでの創業・設立が2006年、中国のパートナーと合弁で深センに現地法人が立ち上がったのが2007年という歴史に魅力を感じて参画した経緯を思い出し、社内から「大ぼら吹き!」という揶揄を受けながらも『アジアNo.1』としました。

といっても、個人ミッションとしては現地法人の実務に直接関与することはなく、また、中国はおろかアジアに赴いた経験もありませんでしたから、まずは不明瞭かつ政治・信条的に歪曲された情報が流通しがちな中国について、生情報の流通を促進するための“場”として、『中国ECフォーラム』という勉強会を立ち上げました。

別途類似する社団法人が立ち上がったのでリアルな勉強会自体は解消しましたが、中国のEC・インターネット・流通市場に関する日本語のニュースを収集・咀嚼・発信し続けていることで、海外の市場を特別視も軽視もせず、目の前にある市場として見る視点・視座を得られたことを本当に有難く思っています。

・私が物心ついた80年代を思い出させてくれるような消費市場の活気と高度成長の危うさ
・当時はなかったIT・インターネット・ケータイの圧倒的な存在価値
・特に広告・セールスプロモーション・ダイレクトマーケティングの分野は日本よりもアメリカ的

大きくはこの3つのカテゴリーで知見が得られ、翻って見た時の日本市場にもまだまだ進化・発展の余地があることを気づかせてもらいました。

情報配信は引続き個人タスクで継続しますので、ご興味ある方はぜひフォローしてみてください。

中国・アジアECフォーラム|Twitter ※Facebookページへのリンクもあり


■業界活動やアライアンス推進の面白さと重要さを改めて再認識しました。


事業会社の中でマーケティングをミッションとして製品・サービス開発に携わる以上外せないのが業界活動とアライアンス推進ですが、前記「中国ECフォーラム」の立上げをトリガーにしてセールス部隊と協働することができました。

事業売却に至ったのもこのミッションから生まれたご縁であったことを考えれば、自身最大の成果と言えるかもしれませんね。

引続き情報収集・交換させていただいている“場”がいくつかありますのでご紹介しておきます。

リードナーチャリング勉強会

セミナー担当者の集う会

グローバルマーケティング研究会

ローカリゼーション・マップ


■最後に


事業売却による退職を開示できるようになったのは9月20日ごろでしたが、メールでのお知らせと共にFacebookやGoogle+のプロフィール更新に対して想像以上のレスポンスをいただきました。

改めて御礼申し上げます。

遠い分野になることはないであろう新しいフィールドで、いただいたコメントやご縁にお応えできるよう精進してまいります。

2011-10-15

【転載】IT業界とコンサルティング業界が成熟期から衰退期に入ったと思ったらEC業界が草刈り場に

※ブログ開設前のFacebookノートからの転載です。



ライフサイクルで見ると業界が立ちあがってから30年を越えれば衰退期に入っていてもおかしくないのでお若い方はご安心のほどを。

もちろん、個別の製品カテゴリーではなく"業界"のことですから、カテゴリーであったり個々の企業にとっては個別のライフサイクルを重ね合わせて見られるとよいでしょう。

ではなぜ、衰退期に入った業界がよりによってEC市場などに転がり落ちてくるのでしょう?

>>>>>>リアル  ネット
第一次産業  済    無
第二次産業  済    済(EDIとかエクストラネットとか、ITで"効率化"する領域)
第三次産業  済    未 ← 魚売ろうが便器売ろうがEC市場はここ

結論から言えば『自社にとって未開拓で、かつプラス成長してる(ように見える)市場』ってことなんでしょうけれども、市場を構成しているプレイヤーの多く=ターゲットは中小零細・個人事業者なので、そもそも不得意というか捨てていたセグメントなのに「今さらそこやらんでもいいだろう」と思う次第です。

その苦手な市場から得られるプロフィットでは組織を維持していくことさえできないことはわかった上での特攻・自爆テロなんだとは思いますけど、だったらあそことかあの辺りとか、貴殿らの強みが活かせるところが穴だらけであることにもう一度目を向けてほしいなと考える今日この頃であります。


以下、蛇足

Windows95の登場によってホワイトカラーへのパソコン配布が進み、ドットコムバブルとテレホーダイによって家庭でのインターネット利用も普及、さらにiモードをはじめとするガラケーによって生産年齢人口を上回る人々がインターネットを利用できるようになったニッポン。

そんな業界の成長・成熟期が自分自身のライフサイクルにおける成長期に合致したのは幸福以外の何物でもないと感謝しております。

であるが故に、共に闘ってきた人たちが無理して未開拓の原野で草刈りさせられてる様を見るのは忍びないですし、本気でやるならそれなりに新しい旗印を考えて欲しいものだと期待せずに願っておりますごきげんよう。

2011-10-11

【転載】パッケージングとSCMで一時代を築いたジョブズが幾多の失敗から学んだであろうたった一つのこと

※ブログ開設前のFacebookノートからの転載です。



完全に雰囲気、直観、憶測ですけど。

1つだけあげるとすれば『独裁組織づくり(いい意味で)』ではないのかなと。

ジョブズのような『カテゴリー・クリエイター』に共通する強みとして『課題発見力』があるわけですが、その強みを活かしてアップル・コンピュータを一定規模まで成長させたものの、後に取締役会からの解任という体験を得たジョブズですから、復帰の時に第一義として考えていたのは『取締役会の完全統治』だったのではないかと推察します。
※ってネタを先日のグマ研・懇親会で学生さんに話してみたんですが、もちろん苦笑&スルーでしたよ

復帰までの間に『ビル・Gブラック神話』で一定の信者を抱えていたジョブズは、市場=子羊たちにどんな情報を与えれば狂信者が獲得できるのかは学んでいたはずで、あとは合理主義者=取締役会と株主を従属させる体制だけ作れればよかったはずですから。

話し変わって、

なぜか日本人だけが好むと言われる"血液型論"が大嫌いな方には本当に申し訳ないんですが、私の見立てだとスティーブ・ジョブズはAB型クラスタです。

アップルCEOのスティーブン・ジョブスさんの血液型を知りませんか? - 人力検索はてな
知りたい情報が得られませんでした。
回答してくれた皆様ありがとうございました。

前記スレにもある通り、取締役解任まではA型だったとしても、アップル復帰の頃にはAB型に進化していたんじゃないかと勝手に類推しております。

優れたマーケターとして、自らの不満足を解決できるパッケージングを施したプロダクトを企画し、さらにそれを同じ不満足層に限定供給していくSCMを展開することでアップルのブランドを育ててきたわけですが、その直観的な活動の妨げとなるのは市場ではなく取締役会であることを知った時、

「事件は現場で起きているんじゃない!会議室で起きているんだ!」

と絶叫したという話しは、、、どこでも聞いたことがありませんが。

単なるコンセプターでもクリエイターでもなく、世界有数の株式時価総額を誇る企業のCEOとして君臨したその姿は、世界有数のブランドの多くが『同族企業』であることを知った人間だけが持つ『オーナーシップとリーダーシップの両立』だったのではないかと考える次第です。

みんなから選ばれたCEOなんかクソくらえ!

真のオーナーシップが持てるのはオーナーだけだ!

これを言い換えると『独裁組織づくり(いい意味で)』になるわけです。。。


退屈な奴ほど言葉の上だけ「クレイジー」を珍重しようとする。身の回りにいると尊重しないくせに: やまもといちろうBLOG(ブログ)
好きだったから喪に服すのは全く構わないが、何日も経ってまだジョブズジョブズ言ってるやつはご遺族か誰かか。いい加減、他人のことは放っておいて、自分自身の目の前にある道をちゃんと歩けと言いたい。


以上

2011-10-09

【転載】「実名制SNS」というファンタジーに逃避するのがクールジャパンなのか?

※ブログ開設前のFacebookノートからの転載です。



Facebookでウォッチしてる米国系のファンページ(公式ページではなくファンによる勝手ページ)で匿名・偽名っぽいアカウントからの熱い書き込みを見る度に、「あぁ、ファン・マーケティングの土壌ができあがっている市場は羨ましいなぁ」と勝手に羨望してしまうわたしがいます。

というのも、SNSの分類として「登録制」と「招待制」があることは知ってましたが、Facebookジャパンのプロモーションが本格化した今年ぐらいから「実名制」というカテゴリーが加わったようで気持ち悪いと感じているわけです。

この「実名制」という"新しい"概念を提唱される方々がやり玉に挙げる「匿名制」のSNSとしてmixi・GREEのような日本のSNSあるいはTwitterがあるわけですが、商業ベースのSNSの規約なりで「匿名じゃなければ強制退会」などと謳ってるところを見たことがある人はまずいないんじゃないでしょうか?

このように「実名制」が喧伝される状況について不審に思っていることの一つが「誰得?」という見方でして、少ない知見で考えれば公安部門と名簿業者ぐらいしか思いつかないものですから、「ファンタジー(あるいはレジェンド)」と勝手に位置付けている次第です。

健全な精神は実名制SNSに宿る

実名のクチコミだから信頼されやすい

。。。。。

ぜひmixiページにはローカルなところで盛り上がっていただきたいところです。

【参考】Google トレンド: 実名

2011-10-06

【転載】同じ iPhone 4S でも、ソフトバンクモバイルとauとでは通信速度に差があるって何?

※ブログ開設前のFacebookノートからの転載です。



Facebookのニュースフィードにあった知人の投稿を見かけたついでに、まったく無知な我が子らに対してざっくりとドヤ顔で説明できるよう自分の理解を整理しつつ、父親の威厳を確立するためにも、誤り・過不足、あるいは言い換えた方がわかりやすいよ的なご指摘・ご助言賜れれば幸います。

■結論
ネットにアクセスするたびにスピード測ってるような暇人以外は、気にする必要のない話しってことでいいんじゃないでしょうか?

そもそもが規格上の理論値のことであって、例えば東京・銀座と新潟・苗場などのように、場所およびその時々の混雑具合によって常に優劣が逆転する可能性の高い話しでしょうから、どうしても気になる人はどこかのメディアで比較テストが公開されてから参考にされればよいでしょう。

さらに、東京圏ではムダにスマホユーザーが増えてしまったことで3Gのトラフィックがパッツンパッツンになってるわけですから、理論値と実測値の差を見て「デマだった!」って騒ぐ人が増えることを願ってやみません。

【参考】子供向けではないですが、とりあえずこの記事見ておくといいかな?>iPhone 4S、ソフトバンクモバイル版がau版より高速?孫社長がTwitterでコメント - CNET Japan


以下、前提となりそうな知識について余談です。

▼無線通信における『世代』の話し
これが前提になると思うんだけど、まず現在は 3.5G から 4G への「バージョンアップ途上」にあります。
※ドコモユーザー向けにざっくり言うと、『mova』ってのが 2G で『FOMA』が 3G って感じです。

▼無線通信の『規格』の話し
ドコモがmovaからFOMAに移行した頃、auの宣伝では『CDMA2000』って書いてあったの覚えてますか?
この『CDMA2000』ってのがauの採用した規格であり、日本ではもう一つ、ドコモおよびソフトバンクモバイルが採用している『W-CDMA』って規格があります。

▼通信速度に差が出るのは『規格』だけなのか?
孫さんのツイートは規格の上での話しなので、ここで不当表示の疑義が生じるところなのかもしれません。
あと、「それなら、同じ規格のドコモが iPhone 4S を取り扱った場合は、ソフトバンクモバイルと同じ通信速度になるの?」って話しがありますが、規格に基づいて各キャリアが構築した『設備』にも差はありますから、同一規格でも同一速度とはならないのでしょうね。

2011-09-20

【転載】ソーシャルメディアで誕生日コメントをもらったりすると腕時計の電池が切れるのか?

※ブログ開設前のFacebookノートからの転載です。



ソーシャルメディア上の誕生日コメントが苦手で過去には誕生日が近付くと日付を変えたりしていた引っ込み思案の私です。

が、昨日は思いがけずたくさんのコメントをいただいてしまい、自身のソーシャルメディア人生にとってイノベーティブな日になりました。w

ウォールに一件だけ御礼コメントを書きましたが、改めてこちらで御礼させていただきます。

\ありがとうございました!/

とは言え、今後皆さんのところに書き込みに行けるような勇気が持てるかというとそこはまだきっと無理なので、もし「誕生日おめでとう」のギブ&テイクをお求めのお客様にはお応えできないと思いますので悪しからずご承知置きくださいませ。

46歳になったというのにまだまだガキの心を忘れない、そんな私の近況です。

・14日(水)
ただの老眼だと思ってたら視野が突然狭くなったので終業後に恵比寿の眼科へ。
「網膜剥離で緊急手術よ!」との診断で浅草の名医を紹介してもらうこととなり、翌朝一番の診察依頼をFAXしていただきました。

・15日(木)
9時の開院目指して浅草へ。午前中いっぱいの検査を経て、そのまま12時頃から緊急手術。
点滴の針が痛い⇒局所麻酔が痛い⇒術中も痛い
時にはウッと呻きつつ歯を食いしばり手足を突っ張りながらも「ヒーヒーフゥー」の要領で何とか泣かずに頑張り、およそ1.5時間ほどでオペは無事終了となりました。
眼帯っつうかでっかいガーゼで守られた右目を守りながら帰路に着きますが、下記のような術後の制約を考えると足取りが重くなるのでした。
・一週間は洗髪・入浴禁止 → 患部にバイキン入ったらアウト
・二週間はアルコール禁止 → 色んな意味でアウト

・16日(金)
術後翌日の検査で執刀医とは違うドクターに「バッチグゥー!」と言われて安堵。
当然ですが、失明のリスクもあることにはあるのが網膜剥離とそのオペですから、末っ子が小2という我が家のこれからを想像してそれなりにナーバスになっていましたので、やはりオペになれたドクター・医院を紹介してもらって正解だったなと思います。
ちなみに、亡き母が国立病院の看護士だったせいもあってか、インターンのモルモットにされる私学の大学病院が嫌いでして、今回のドクターも東邦大学で名を馳せたと聞いて一瞬たじろぎましたが、定年待たずに独立・開業し、入院はできないけどオペ設備だけは揃えたってところに意気を感じて身を委ねた次第です。
検査後は眼帯も外れてそこそこ視力も出ていましたが、花粉症のような状態で涙ボロボロだったものですから、オフィスにはPCだけピックアップしに立ち寄ったもののお休みをいただきました。

\★ここで2007年に購入した腕時計の電池が切れました!★/
ということで、誕生日コメントと電池切れには直接の因果関係はないものの、遅れてきた厄年とでも言いましょうか、何となくここ4年ばかりのあれやこれやが吹っ切れたんだと思いたかった私がいますので、本エントリーのタイトルとさせていただいたというわけです。

・17日(土)、18日(日)、19日(月) ← ココがバースデー
ニュースチェック&配信程度の作業は行えましたが、やはり涙ボロボロはそう簡単に収まってくれないわけでして、目薬さしつつ安静第一の連休となりました。
ちなみに19日(月)は『洗髪禁止』の禁を破り、『バイキンが入らなければよい』ということで洗髪&シャワーを敢行!
目には水泳用のゴーグルをかけ、患部の守りをバッチリ固めた上での強行であります。

そして本日20日(火)も連休中の経過を診るため診察にきているわけですが、何せそこは名医の眼科です。

10時の予約時間にJITしたものの30分ほどの待ち時間を経て視力や眼圧の検査があり、そして12時になろうとする今、ドクターの診察を待っています。

きっと近々に本エントリーの補足というか後日談を書くことになるとは思いますが、そこはそれ、未来は決められた通りには動かないということで。。。

そうそう!
30年前にコンタクトレンズをつくった時にも新宿の名医に言われたような気もしますが、どうも私は網膜が薄いようで、今回も診察の2週間ぐらい前から視野に光が出るような症状が出てました。
「そう気づいた時に診察に来ないとダメ!」って恵比寿のドクターに叱られたところでもあるので、特に眼科分野に関しては「怪しいな?」と気づいたところでスグに診察を受けるようにしましょうね。

網膜剥離 - Wikipedia
網膜剥離(もうまくはくり、英: Retinal Detachment)は、目の疾患の一つ。網膜から神経網膜が剥がれることにより、視力・視野を失う病気。
この項では特に断りがない限り裂孔原性網膜剥離について記載している。

2011-09-08

【転載】なぜMBAのカリキュラムには『エンジニアリング』がないのか? ~エンジニア発想とテクノロジー発想の間にある高くて浅いキャズム~

※ブログ開設前のFacebookノートからの転載です。



思い起こせば15年前、経営企画畑の若手から中堅になろうかという私がとあるITベンチャーにジョインして、まわりまわってエンジニアリング・セクションのリーダーを拝命したのが1996年のことでした。

その後のあれこれを全部端折って2004年に自認した結論から先に言うと、「日本のIT業界でエンジニアと呼ばれる多くの人って、事務屋のようなマインドでテクノロジーに携わってるなこりゃ」という問題意識に至り、

エンジニアがMBAを取得するのではなく、MBAがエンジニアリングをカバーすればいいのに

なんてことをジメジメと思い出したように考える日々です。
※ちなみに、MOTをdisってるわけじゃないですからねw

ということで前々回からの3部作として完結編にできればいいのですが、Twitter時代に合わせてタイトルの関連だけでご容赦ください。

【前々回】トラブルシューティングで再確認するセールス&マーケティングの基本“ニーズとウォンツ”

【前回】#eclove 「知っていること」と「理解していること」の間にあるキャズムは想像以上に深いことを思い出させてくれたSECIモデル

2011-09-02

【転載】#eclove 「知っていること」と「理解していること」の間にあるキャズムは想像以上に深いことを思い出させてくれたSECIモデル

※ブログ開設前のFacebookノートからの転載です。



釣りタイトル、ごめんなさい。

月1回程度の定例開催ながら今週2回目となったEC業界のクローズド勉強会『EC-LOVE』に参加してきました。

今夜は「サイト内検索」と「Adネットワーク(DSP)」のそれぞれのサービス提供社さんからのプレゼン&ディスカッションでしたが、どちらの分野もそれなりに「知っていること」ではあったものの、個々のサービス提供社さんのお話しを聴くたびに「理解していること」にギャップがあることを再認識します。

あと、昨日は「Webマーケティングに携わる若手ビジネス・パーソンの懇親会」に最年長疑惑を感じつつ参加してきたのですが、若者ウケする「ソーシャルメディア」ネタで興が乗ってきたところで「SECIモデル」に関する話しになった記憶があり、本稿のタイトルを思いついた次第です。

ナレッジマネジメント - Wikipedia
「個人の知識を組織的に共有し、より高次の知識を生み出す」ということを主眼に置いたナレッジマネジメントを実現する場合、そのフレームワークとして以下の4段階のプロセスが提示されている。このプロセスは、各段階の英語名称の頭文字をとって“SECI(セキ)プロセス”、あるいは単に“SECI”と呼ばれる。

SECIモデル - @IT情報マネジメント用語事典
■共同化(Socialization) ← ココがみんなの好きなソーシャルですねw
共体験などによって、暗黙知を獲得・伝達するプロセス
■表出化(Externalization)
得られた暗黙知を共有できるよう形式知に変換するプロセス
■連結化(Combination)
形式知同士を組み合わせて新たな形式知を創造するプロセス
■内面化(Internalization)
利用可能となった形式知を基に、個人が実践を行い、その知識を体得するプロセス


このSECIモデルが最近進化したってネタをリブログしたような気がするんですが。。気のせいですかね

2011-08-27

【転載】トラブルシューティングで再確認するセールス&マーケティングの基本“ニーズとウォンツ”

※ブログ開設前のFacebookノートからの転載です。



ここ最近、Windows PCのiTunesでiPhoneを管理するのに必要なデバイス・ドライバーがWindows標準のものになってしまい、iTunesの「デバイス」にiPhoneが認識されなくなってしまいました。

そこでアップルのサポートコミュニティでもいって、「Appleから提供されているデバイス・ドライバーをデバイス・マネージャーで削除してしまったので、infファイルの在り処ないしは入手方法を教えて欲しい。」なんて質問をしようとしていたのですが、ちょうどわたしと全く同じ問題を抱えた質問者のページを見つけることができ、即座に問題解決に至りました。

この質問者をクライアントとして見立てた場合、【質問=提案依頼】に対する【回答=提案・見積り】が複数あり、問題解決に役立つ回答を返すためには質問のどこに着目すればよいのかが、RFPからニーズとウォンツを読み取る時の視点と同じではないかと思い付いたので、Evernoteへのクリップに加えて備忘メモしておきます。

デバイスがうまく認識されません: Apple サポートコミュニティ
一番初め、ロック解除の際はうまく認識してくれたのですが、
ファームウェアを1.1.2にバージョンアップした際、誤って"Apple Mobile Device USB Driver"を削除してしまい、それ以降USBで接続したときWindows上では"Apple iPod"という名前でデジタルスチルカメラとして認識されてしまうようになってしまいました。
ドライバの詳細を見たところ、"USBAAPL.SYS"を読み込んでいないようなので何度もディレクトリを指定するなどしてドライバの更新を試みましたがそれも無理でした。。
AppleのサポートにしたがってiTunesを完全削除の上で再インストールしてみましたが結果は変わりませんでした。
何が原因なのでしょうか・・

1件目の回答がこちら

"Apple Mobile Device USB Driver"関連の記事がありました。
iPod touch が iTunes for Windows で認識されない

残念ながらこの情報は、私と同様に既に質問者が通ってきた道だったようで、次の回答がドンピシャでした。

ドライバの指定"c:\program files\common files\apple\Mobile Device Support\Drivers\usbaapl.infを指定


Webマーケに携わるものとしては、このページに導いてくれたGoogle先生に改めて感謝申し上げると共に、そもそもGoogle先生への質問の仕方=キーワードの入力によって、一瞬で問題解決できる人もいれば延々と情報を探し続ける人がいるであろうというところが、情報流通における“格差社会”でもあるんでしょうね。

そしてこれは後付けでしょうけれども、私が用意していた質問のように「Windowsのデバイス・ドライバーのインストールには*.infファイルが必要」という事前知識があれば的を絞った質問=提案依頼ができ、的確な回答=提案を素早く受けることができるんだなぁということを再認識した次第です。

法人営業の分野では、受領したRFPが表面的なウォンツの羅列されたものであったとしても、公知の情報に加えてヒアリングを行い本質的なニーズを探り出した上で提案することが王道と言われていますが、今回のようなトラブルシューティングだけでなく日々のオペレーションのほとんどが“課題解決”のプロセスの一部であることも忘れずにおきたいところです。

2011-08-18

【転載】実名でソーシャルメディアやっててよかったこと?

※ブログ開設前のFacebookノートからの転載です。



何といっても、Google先生が検索結果の上位に表示してくれるようになったことですね。(しかも"さん"付けですよ!奥さん!)

小学校時代の習字の時間だったかで自分の名前の書き方を習いますよね?そんな時、どこにでもいる自分の名前に嫌悪感を持ってしまい、よせばいいのに自分の姓名を電話帳で探したら東京23区だけで同姓同名が20人ぐらい存在するというファクトを見せつけられてさらに萎えるわけです。

その後父親から命名の由来を聞いて誇りを持てるようになったのでそれはそれでよいのですが、やはりSEOというかエゴサーチ的には完全なレッドオーシャンが続いておりました。

ということで、埋もれている個人を表出化させてくれるWeb2.0バンザイ!ww

2011-08-13

【転載】不満の処方箋

※ブログ開設前のFacebookノートからの転載です。



不満があると
ニホンジンはガマンする
アメリカジンはソショウする
○○ジンはイノベーションをおこす