2011-12-31

あまりにもインパクトが大きすぎた2011年

自身にとっては2010年から2年続けて、とてもとてもインパクトの大きな年になりました。



2011-03-11 16:39頃
セミナー会場の渋谷から五反田まで帰社する途中に立ち寄った恵比寿駅



被災地やその関係の方々から見れば私などはとても恵まれた状況にあることは重々承知の上で吐露してしまうと、実は今でも、3月11日から計画停電が落ち着くぐらいまでの間のことを思い出すと胸が痛くなります。

今年何度目かで当時のツイートまとめを読み返してみましたが、恥ずかしながら頓珍漢な状態にあったことを痛感します。


今は何よりも、多くの人に支えられ家族6人が無事に暮らしていられることに感謝します。

カレンダーの日付が大晦日に変わり、明日には年も変わりますが、お陰様で家族と共に新年を迎えることができます。

ありがとうございました。




2011-12-17

一橋大学グローバルマーケティングコンソーシアムのワークショップに行ってきた

一橋大学と博報堂による産学共同プロジェクト、『一橋大学グローバルマーケティングコンソーシアム』のワークショップに参加してきました。




実際のワークショップは、『新興国マーケティング:シミュレーションゲーム』と題してざっくり下記のような要領で行いました。

・参加者3名ずつが1チーム(計3チーム)となり
・日本のスマートフォン・メーカーのCEO/マーケティング/エンジニアに任命
・中国の富裕層/ホワイトカラー/自営業者というターゲットに対して
・初年度予算という制約の中で商品・価格・宣伝企画を練り上げてプレゼン大会
・一橋や博報堂のオブザーバーが消費者役となって『買いたいブランド』に投票することで業績評価


このシミュレーションゲーム、一橋のMBAでは海外からの留学生も参加してガッツリ5年に渡る期間で業績競争を繰り広げたところ戦略の違いや業績の浮沈もはっきりするなど、なかなか興味深い結果になったようです。

今回のワークショップでは評価期間は1年だけ、企画検討に与えられたのは30分という短い時間で各チームのCEOによるプレゼン大会に臨みました。※ちなみに私はエンジニア(商品企画)です。

結果、残念ながら我がチームは圧倒的なトップから大差のついた2位に終わりましたが、CEOおよびマーケティングを担っていただいたパートナーのお二人が女性ということもあってか、普段のオジサン・マーケティングとは異なったアプローチで取り組むことができました。


まとめるなら、シミュレーションの手法や企画の中身自体がどうこうよりも、このようなワークショップの運営方法は自分たちが主催するセミナーやオフ会でも活用できそうだなってことになるでしょうか。

コンソーシアムの活動については細かく公開されてはいませんので、ご興味お持ちになった方は下記サイトから事務局にコンタクトしてみてください。


一橋大学|グローバルマーケティングコンソーシアム

このコンソーシアムでは、新興国でのマーケティング活動を実務支援している博報堂を共同研究パートナーとして招き、マーケティング組織シミュレーションの開発実験を通じたケーススタディにも着手しています。

今週はもう1件、明治大学の大石教授が主宰する『グローバルマーケティング研究会』の忘年会があったのですが参加叶わず。

講演の様子は常連の徳永さんがブログにアップしてくれていますので、次回参加した時に詳細教えていただこうと思います。

現在世界でおきている非常に早い変化を
世界の様々な事例に精通された上での
グローバル・マーケティングの理論化
非常に聴き応えのある内容でした
変な言い方になるかもしれませんが
今回の大石教授のご報告
少しの違和感もなく没頭して聞くことが出来ました
イノベーション Innovation
イノベーションを(技術)革新と訳したところから
日本での過ちが始まっている(大石)
全く同感です
英語のイノベーションがどういうふうに使われているか?
私が前勤務先、アメックスで実感として感じていたのは
あなたはイノベーティブでない、
もっとイノベーティブになりなさい、と言われると
変化してない、変化に対応していない
と言ったくらいの軽い意味のことが多かった
この『イノベーション』のところをtumblrにQuote投稿したら、300件ぐらいリブログされててビックリしたのでもう寝ますw

2011-12-16

コンサルティングを委託する際の選定ポイント


スケダチ/高広伯彦さんのブログでこんなお題が出ていました。

広告主企業側として、ソーシャルメディアコンサルタントやソーシャルメディアマーケターを雇うときの選定項目の中に特に入れておいたほうが良い項目は、
「コミュニティの運営経験がある」
「メールマガジンの運営経験がある」
の2つです。

まずはぜひ前記ブログからリンクされているFacebookウォールのコメントでご意見表明してきてください。

その上で私見をば…



『雇う』を『委託する』と解釈した私のコメントと補足です。

スクリプトというか問答集というか、仮説検証型のコミュニケーション履歴を体系化したアウトプットとして残し、「文化」の醸成に寄与してくれる人がいいですね
12月12日 12:23

これは何もソーシャルメディアマーケティング(=ソーシャライズドプロモーション)に限ったものではなく、『コンサルティング』なるものを依頼する時の共通基準にしているんですが、

・どんなアウトプットが出るのか
・そのアウトプットから得られた指針は自社のプロセスに落とし込めるか

といった観点で選定します。


当然ながらこの2つはコンサルティングというレイヤーで委託する際の基準でして、キャンペーンのような『オペレーション』を委託する場合には1つ目のアウトプット自体やゴール設定も我々自身が想定できていなければいけないわけで、そのゴールが描けない時に、あるいはそこに第三者の知見を盛り込みたい時にコンサルティングを委託することが前提です。

また、コンサルティングの委託対象分野における『実績』なるものは優先順位を下げるようにしてまして、他社あるいは過去の『実績』の優先度を高くするのはオペレーションを委託する時にしています。

・知見があるからアウトプットのサンプルも提示できる
・過去の実績に囚われないから自社にとってイノベーティブなコンサルティングを受けられる


こんな基準を持っていると、

“カウンターセールスのような『アドバイザー』がスーツ着てるだけみたいな『コンサルタント』”

に、オペレーションやディレクションだけを委託してしまうという失敗は防止できるんじゃないでしょうか?


2011-12-16:いきなり追記

『マーケティング』や『ブランディング』分野のコンサルティングを委託する際のヒントに

高広伯彦氏の手書きメモから、ソーシャルな「コンテクスト・プランニング」の方法論を探る in the looop 直人

2011-12-06

2011-11 @tyama1965 的社会科見学


毎月・毎年とは限りませんがライフログとして。。



2011-11-01

JITセーフ。Xi(LTE)もおk (@ アカデミーヒルズ 49階 w/ 4 others)  http://mb4sq.jp/u8oVsT
posted at 19:03:28

加藤氏の早口っぷりは北京訛りだろうかw RT @china_ec: #academyhills 加藤嘉一×竹中平蔵が日本と中国のこれからを激論!> 2人目の方の質問が意見表明になってしまい時間終了。お疲れ様でした
posted at 20:45:05




2011-11-02

第2回『黒ツイートの会 ~直箸じゃなければ鍋じゃない!~』 > foursquare :: Takashi @ 水の都 銀座店
会場に向かう前の有楽町界隈


2011-11-05



2011-11-12



2011-11-19

ガラガラだったフレッシュひたち


2011-11-24



2011-11-28




さて、12月・師走はどんな月に?

ネット上の詐欺師たちが奪っていくものはお金ではない

インターネットが生んだスパムの一種である彼らが奪っていくものは、多くの場合金銭ではない。

我々が持つ思い込みや勘違いをつけ狙い、ちょっとしたテキスト・ライティングのテクニックを使ってまずは『時間』を奪っていく。



そこまでならまだよい。

ウェブはバカと暇人のもの』と言われるぐらいだから、暇つぶし程度の時間を浪費することは大した問題ではない。

しかし、彼らが奪っていくものが時間だけでなく我々の『思考の余裕』である場合、そう遠くない将来に深刻な問題を引き起こす要因になることがある。

確証バイアスによって彼らのコンテンツに引き寄せられた我々はいとも簡単に彼らの術中にはまってしまい、『いいね!』ボタンをポチッてしてしまうのだ。

そして、一度その蟻地獄に陥ると、あとはもう近視眼によって盲目になっていくだけである。

。。。


なんつって、どうも最近デマッター界隈で香ばしいネタが散見されるので、前回のエントリーで提起した『手軽に入手できる情報は疑え』って話しを違う側面から眺めてみた次第です。


お隣りの中国では悪質なデマやスパムは罰せられるようですからスパマーさんもご注意あれ。

ネット上でデマを広める者は法にのっとり処罰--人民網日本語版--人民日報
 国家インターネット情報弁公室ネットニュース宣伝局によると、最近ネット上に流れた「新疆ウイグル自治区出身のHIV感染者が食べ物に血液を混ぜて人々をウイルスに感染させている」との情報について、関係当局はデマであることを確認。デマをでっち上げ、広めた者複数を法にのっとり治安拘留に処した。


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